HIRO's Home Page [[ TAWAGOTO ]]

Index Previous

平成の「ことば」(2)的

  どうも「ことば」の変化も時代の変化とともに加速度的に速まってきているようである。平成も早いものでもう10年になる。かつて「若者の」「現代の」と言った意味合いで「平成の常識」などと書いては見たものの、既に「平成」の中でも「時代」の波は変わりつつある。

 かつて「若者ことば」の代表であった「トカ族」「問い掛け族」に代わって「テキ族」が増えてきたようである。

  「おたくどうする?」

  「僕的にはね、やっぱりイタメシですかね」

  「じゃ、今日は付き合うっか..」

 「的」というのは本来「日本的」とか「社会的」など、「〜らしい」あるいは「〜としての」と言った意味を表す接尾語である。
「らしさ」を主張する時代になったのであろうか。しかし、よく考えてみると、「らしい」だけで「本物」ではないわけです。やはり日本人というのは「本音」は隠し、「らしさ」で振る舞う民族なのだろうか。


Home Page
帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine

鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD

Copyright Notice