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内視鏡手術は、拡大された明視野を得ることができるため、低侵襲のみでなくより安全に手術操作を行なえる一面を持っています。外科手術の低侵襲化は時代の要請であり、より新しいより安全な方法やシステムの開発へ向けてインべンションを推し進めることは必要不可欠のことでありましょう。
しかしながら従来の世界を抜け出し新しい世界へ挑戦することは、危険も伴います。内視鏡下手術は従来の開腹や開胸による手術と異なり、3次元での位置や方向感覚を得にくいことや手指の触感が使えないなどの欠点もあります。脊髄、馬尾神経、神経根や大血管の近傍を操作する脊椎外科では、新しいものに挑戦するからには、その基盤になる知識と技術の習得がないと、いたずらに多くの危険を招く可能性があります。
本学会では、脊椎の内視鏡下手術・低侵襲手術について現況の分析と、それを基礎に将来の展望についての意見交換や論議を中心テーマに据えたいと思います。本学会が、皆様の研鑽に、また低侵襲脊椎外科の発展に貢献できますれば、学会としてこれ以上の喜びはございません。
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江原宗平
茅ヶ崎徳洲会総合病院 脊椎・側彎症外科センター
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