- 調剤業務
- 当院では院外処方箋を発行しております。調剤業務は主に入院患者さんが使用するお薬の調剤を行っています。薬剤師は24時間常駐しており、緊急に必要なお薬への対応などを行っています。
- 注射薬調剤業務
- 注射薬調剤業務は、医師の処方せんにより、患者さんごと1施用ごとに注射薬の調剤を行っています。また、無菌的な混合調製が必要な高カロリー輸液や抗がん剤については、クリーンベンチや安全キャビネットを使用して調製を行っています。
- 製剤業務
- 製剤業務は、市販されていない医薬品を医師の要望により調製する業務です。調製の際には、安全性・倫理性や有効性等を検討したうえで行っています。現在、当薬剤部では、無菌室を使用して調製を行う点眼剤を初め、軟膏剤、吸入薬といった約20品目の院内製剤を調製しています。
- 薬務業務
- 薬務業務では、病院内で使用されるほとんどの医薬品について、購入、供給、在庫の管理を行っています。医薬品の購入は薬務室を通して行われており、適切な品質の物を必要に応じて購入して、正確かつ迅速に供給できる体制を整備しています。また、院内では棚卸しを定期的に行っており、経済的な物の管理と併せて、供給された物が安全に使用していただける薬品管理を行っています。
- 医薬品情報業務(DI業務)
- 医薬品情報業務は、患者さんに医薬品を有効かつ安全に使用していただくため、医師、薬剤師、看護師等の医療従事者からの質問に対して的確な情報を提供し、また、医薬品に関する重要な情報を管理・院内伝達する業務です。このため、日頃から書籍や学術雑誌などを整理保管して必要な情報がすぐに取りだせるような体制を整備しています。また、当院で採用している医薬品の情報は、製薬会社の医薬品情報担当者から新しい情報の提供を受けています。これらの情報は医薬品毎にファイリングされるとともに、随時病院内の各部署へ伝達しています。特に、厚生労働省などから発表される緊急安全性情報や医薬品等安全性情報は重要な情報であり、速やかに医師、薬剤師、看護師等の医療従事者に伝達できるようにシステム化されています。
- お薬についてのお問い合わせ
- 本館1階薬剤部 Tel.0436-62-1211(内線1113)
- 病棟業務
- 当院では救急領域も含めた全病棟に薬剤師を配置し業務を行っています。入院してきた患者さんに対して面談をさせていただき持参薬の確認を行い、薬のアレルギーやサプリメントの使用、服薬状況を確認します。入院中の患者さんに対しては、服薬指導を通して薬の正しい使用方法、服薬の必要性を理解してもらうと同時に、効果や副作用、相互作用を確認しています。また、医師や看護師との回診やカンファレンスにも積極的に参加しています。退院時には自宅で薬を使用する際の注意点や、副作用の初期症状を説明しています。
このような業務を通してより有効で安全な薬物療法を目指します。
 患者さんとの面談 |  お薬を準備しているところ |
 注射薬ミキシング |  カンファレンス |
- 教育と研修
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- 実務実習
現在、帝京平成大学薬学部 他2大学から実習生を受け入れています。認定実務実習指導薬剤師を中心として全職員で学生の実習指導を行っています。
- 入職後の研修
新人教育として、6ヶ月の研修を行っています。担当薬剤師とOJTシートを用いて業務の理解、習熟度を共有しています。6ヶ月の研修内で各部署をローテーションしながら病院で薬剤師が行なう実務を学びます。当院の特徴として入職後、6ヶ月後には、病棟に配属されます。病棟業務はチーム制を引いていますのでフォローアップも充実しています。
- 生涯研修
薬剤師免許を取得した後も継続した研修が必要です。現在、多くの職員は日病薬病院薬学認定薬剤師を取得しています。
<専門・認定薬剤師>
日病薬病院薬学認定薬剤師:14名
日本薬剤師センター研修認定薬剤師:2名
日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師:8名
感染制御認定薬剤師:1名
外来がん治療専門薬剤師:2名
漢方・生薬認定薬剤師:1名
スポーツファーマシスト:1名
心不全療養指導士:1名
骨粗鬆症マネージャー:1名
日本褥瘡学会認定褥瘡薬剤師・褥瘡・創傷専門薬剤師:1名