では勉強したことを使って、実際の臨床症例で実習てみよう。
62才男性。就寝中、放火と思われる火災で自宅が炎上、2階に寝ていたため脱出できず煙に巻かれた模様。救急隊は、玄関に倒れている患者を発見。発見時に意識はなく、顔面は煤だらけであった。Hotlineの要請から30分ほどで患者は搬送されてきた。
顔面には煤が付着し、頭髪の一部、鼻毛が焼失し口腔内にも煤が認められる。 意識:III-100、血圧:150/90、心拍数:130、呼吸:自発呼吸あり13回/分
まず行わなければならない処置の内、優先順位の最も低いのはどれか。
血液ガスの検査
胸部X線検査
静脈路の確保
気管内挿管
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