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*. 自己評価テスト

【熱傷治療の腕試し 01】

 では勉強したことを使って、実際の臨床症例で実習てみよう。


 62才男性。就寝中、放火と思われる火災で自宅が炎上、2階に寝ていたため脱出できず煙に巻かれた模様。救急隊は、玄関に倒れている患者を発見。発見時に意識はなく、顔面は煤だらけであった。Hotlineの要請から30分ほどで患者は搬送されてきた。

 顔面には煤が付着し、頭髪の一部、鼻毛が焼失し口腔内にも煤が認められる。
意識:III-100、血圧:150/90、心拍数:130、呼吸:自発呼吸あり13回/分


 まず行わなければならない処置の内、優先順位の最も低いのはどれか。

  1. 衣服の除去

  2. 血液ガスの検査

  3. 胸部X線検査

  4. 静脈路の確保

  5. 気管内挿管

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帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine
鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD
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