得意とする診療技術



 診断手技として気管支鏡を用いた気管支肺胞洗浄および肺生検を施行している。さらにその気管支鏡を用いて気道の狭窄病変に対して金属ステントを用いて閉塞を解除したり、限局した病変であれば,YAGレーザーを用いた病変の切除を試みている。また呼吸不全症例で、気管内挿管による人工呼吸管理が適応として困難な場合やその離脱に際しては、非侵襲的な人工呼吸としてマスクを用いた陽圧呼吸(NIPPV)による治療を積極的に行っている。さらに気管支喘息の治療や管理において,その病態を正確に把握し,またその治療効果を判定するために、従来のピークフロー値などの測定に加え、高張食塩水の吸入による誘発喀痰を用いて炎症細胞やメディエーターを測定し非侵襲的に気道における炎症を把握している。この誘発喀痰は喘息以外の感染症や悪性腫瘍の診断においても応用している。またびまん性の間質性肺疾患に関しては必要に応じて一般14種と環境中の抗原などの血清中の沈降抗体を測定している。

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