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消化器系

食道

No. 80、 No. 81 ( 標本箱 A )

・No.80 横断 No.81 縦断
・HE染色 


《観察ポイント》

No. 80
(1)肉眼と低倍で、食道壁が粘膜、筋層、外膜の3層からなること、縦走する粘膜ヒダのため、管腔が星形になっていることなどを確認する。
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(2)倍率を上げて、消化管の一般的構造を念頭に、各層を観察して描き、下記の下線の構造を図中に指示する。
  ・粘膜
    粘膜上皮: 重層扁平上皮(非角化性)
    粘膜固有層: 疎性結合組織、高い結合組織乳頭として上皮内へ
    粘膜筋板: 平滑筋線維縦走(横断面)、発達
    粘膜下組織: 疎性結合組織
          中に: 食道腺; 粘液腺、
              粘膜下神経叢(マイスネルの神経叢): 発達していない
  ・筋層
    内輪層平滑筋線維輪走(筋線維の縦断面)
    外縦層平滑筋線維縦走(筋線維の横断面)
          間に: 筋(層)間神経叢(アウェルバッハの神経叢)
              神経(節)細胞: 大きい、明るく大きな丸い核、核小体顕著、エオジンで赤く染まった細胞質
              外套細胞(衛星細胞): 小さい明るい核、神経細胞の周囲
  ・外膜: 疎性結合組織
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No. 81
No. 80と異なる点 − 縦断の切片なので筋線維の走行(縦断横断)が逆になること、筋層を構成する筋が横紋筋であることなどを確認する。
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〈その他〉

・筋層の筋の種類からNo. 80は食道下部、No. 81は上部ということがわかる。



食道esophagus 粘膜mucosa,mucous membrane粘膜上皮mucous epithelium 重層扁平上皮stratified squamous epithelium 粘膜固有層lamina propria  粘膜筋板muscularis mucosae 粘膜下組織submucosa,tela submucosa 食道腺esophageal gland 筋層muscle layer, muscularis 内輪層inner circular layer  外縦層outer longitudinal layer 外膜adventitia 筋(層)間神経叢(アウエルバッハの神経叢)myenteric plexus (Auerbach’s plexus) 神経(節)細胞nerve cell(ganglion cell)外套細胞(衛星細胞)satellite cell 粘膜下神経叢(マイスネルの神経叢)submucosal plexus (Meissner’s plexus)


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