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消化器系

十二指腸(2)

No. 87 ( 標本箱 A )

・ ルゴー液固定(重クロム酸カリを含むホルマリン、クロム親和細胞の検出)
・ HE染色


《観察ポイント》

この標本では腸腺を構成する上皮細胞(下記)を観察する。基底果粒細胞以外は陰窩(腸腺)の出来るだけ正中線に近い縦断面(腺腔が確認できるところ)を選んで描く。
  @円柱上皮細胞: 円柱形、核は基底部、細胞質はエオジンに淡染、(腺全体に分布)
  Aパネート細胞: 円柱形、高い円錐形、核は基底部、核上部にエオジンに濃染する粗大果粒(大量)、(腺底に多く、群をつくることが多い。)
  B基底果粒細胞(内分泌細胞): 円柱形、円錐形、核は他の腺細胞と異なり腺腔に近い方(上部)に位置する。微細な分泌果粒(クロム親和性を示しルゴー液で黄色に染まる)は基底部(腺の下半分に多い)。
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〈その他〉

・基底果粒細胞は、常に微動装置を動かしてフォーカスを合わせながら、腺の底部(パネート細胞の群で同定)を端から順次検索し、黄色に染まった細胞をさがすのが最良の方法。
・基底果粒細胞は、腸クロム親和細胞(EC細胞)と呼ばれる。
・十二指腸腺(ブルンネル腺)も、勿論認められる。



十二指腸duodenum ルゴー液Regaud's solution 陰窩crypt 腸腺intestinal gland 円柱上皮細胞columnar epithelial cell  パネート細胞Paneth cell(Paneth's cell) 基底果粒細胞 basal granulated cell 内分泌細胞endocrine cell 腸クロム親和細胞(EC細胞) enterochromaffin cell(EC cell)


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