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消化器系

虫垂

No. 91 ( 標本箱 A )

 ・横断
 ・HE染色


《観察ポイント》

(1)低倍で全体を観察、リンパ小節が特に目立つ粘膜、内外2層からなる筋層、比較的薄い漿膜(腹膜)の3層を確認する。外側の一部が虫垂間膜(脂肪組織、神経、血管、平滑筋線維)に移行していることを含めて全体像を描く。
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(2)大腸(結腸)と比較して構造上の特徴を確認する。
   ・粘膜: 胚中心を持つリンパ小節(孤立、集合)発達、リンパ球豊富。
     その結果
       陰窩(腸腺): リンパ小節に圧迫され短縮したり消失したりするため深さが不揃い; 間隔が広い。
       粘膜筋板: リンパ小節によって貫かれ断裂
       粘膜下組織: リンパ小節広範囲に侵入、下層の疎性結合組織内にもリンパ球浸潤、粘膜下神経叢をみつけるのは困難
   ・筋層の構造は同じ、但し結腸ヒモのような構造はない。
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(3)肥満細胞(赤紫色に染まる果粒)、形質細胞(車輪核、塩基好性を示す細胞質)が漿膜の結合組織に多数認められる。
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〈その他〉

・リンパ性組織(リンパ小節)が発達していることから、虫垂をリンパ性器官とみなすことも出来る。



虫垂vermiform appendix 粘膜上皮mucous epithelium 粘膜固有層lamina propria 粘膜筋板muscularis mucosae 粘膜下組織submucosa, tela submucosa  腸腺intestinal gland 虫垂集合リンパ小節appendix aggregated lymphatic nodules 漿膜serosa 虫垂間膜mesoappendix 肥満細胞mast cell 形質細胞plasma cell


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