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呼吸器系

気管

No. 106、 No. 107、 No. 108 ( 標本箱 B )

 ・No. 106; 前半部横断、 No. 107; 後半部横断、 No. 108; 前半部縦断
 ・HE染色


《観察ポイント》

No. 106、No. 107

(1)2枚の標本はともに軟骨輪のある高さの横断切片である。肉眼で観察、前半、後半を総合して気管壁の全体像を理解する。気管壁は、馬蹄形(U字形、C字形)の軟骨(気管軟骨)(前壁、側壁)と軟骨両端を結合している平滑筋(気管筋)(後壁)からなる層と、その内側の粘膜、外側の外膜の3層からなることを確認し略図を描く。
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(2)倍率を上げて、粘膜、軟骨(または平滑筋)、外膜の3層を観察し、前壁(軟骨性壁)と後壁(膜性壁)の一部を描く。
   ・粘膜
     粘膜上皮: 多列線毛上皮(杯細胞を含む)、基底膜明瞭
     粘膜固有層: 弾性線維の多い結合組織、リンパ球多い。
     (弾性線維の多い層): 縦走する弾性線維の層、白っぽくみえる(コントラストを上げると光る弾性線維の横断面がみえる)
     粘膜下組織: 疎性結合組織、脂肪細胞
       中に: 気管腺: 混合腺(粘液性終末部のみの部分もある)。特に膜性壁で発達
   ・気管軟骨: 硝子軟骨、軟骨膜は弾性線維に富む。軟骨性壁(前壁)
     気管筋: 平滑筋、軟骨両端を結ぶ。膜性壁(後壁)
   ・外膜: 疎性結合組織、薄い
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No. 108

(1)低倍で全体像を観察。数個の気管軟骨の横断面が並んでいる。気管壁が多数(全体で16〜20)の軟骨輪とその間の輪間部からなることを理解する
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(2)倍率を上げて、軟骨膜と輪間部を観察する。
    輪状靭帯: 大量の弾性線維と膠原線維束、上下の輪状軟骨軟骨膜と混じり合う→軟骨を縦に結合
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〈その他〉

・輪状靭帯を観察するときは、明るくしてコンデンサーを下げてコントラストを上げる。



気管trachea 多列線毛上皮pseudostratified ciliated epithelium 杯細胞goblet cell 基底膜basement membrane 気管腺tracheal gland  気管軟骨tracheal cartilage  膜性壁membranous wall 気管筋tracheal muscle 外膜adventitia 輪状靭帯annular ligament (of trachea)


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