支持組織に戻る
TOPメニューに戻る
支持組織 - 骨組織

緻密質 (緻密骨) (1)

手の指骨の末節骨  No. 26 ( 標本箱 A )

 ・骨幹の横断
 ・脱灰標本
 ・HE染色


《観察ポイント》

(1) 低倍で疎性結合組織に囲まれた骨の横断面を確認する。 骨の外側から順に骨膜(密線維性結合組織)、緻密質髄腔(黄色骨髄を含む)を確認し全体の略図を描く(肉眼および低倍)。
クリックすると拡大

(2) 倍率を上げて、赤く染まった緻密質の中に多数のハヴァース管(中心管)の横断面が散在することを確認する。 ハヴァース管を同心円状にとり囲む5−20層のハヴァース層板(オステオン層板)をはじめとして緻密質には4種の骨層板が存在する。 外表面に平行な外基礎層板(外環状層板)、内表面に平行な内基礎層板(内環状層板)、オステオン〔cf. (3)〕とオステオンとの間を埋める介在層板である。 4種の層板を描きわける。
クリックすると拡大クリックすると拡大

(3) ハヴァース管と周囲のハヴァース層板からなる高さ数oの円柱形の構造をオステオン(骨単位)という。オステオンの横断面を詳細に観察する。ハヴァース管内に動、静脈を伴う疎性結合組織(脂肪細胞や線維芽細胞)、時には骨芽細胞も認められること、層板と層板にはさまれて骨小腔が並び、骨小腔の中には核のみ赤く染まった骨細胞がみられること、さらに骨細胞の突起を入れる骨細管が、層板を横切って複雑に走行することなど、1オステオンの横断面を描く。
クリックすると拡大

(4) 骨膜とハヴァース管、ハヴァース管とハヴァース管を横に連絡するフォルクマン管(貫通管)をさがす。
クリックすると拡大


〈その他〉

・ 介在層板はオステオンの一部が吸収され、新しいオステオンに置き換えられた後に残されたオステオンの断片である。
・ 介在層板とオステオンの間には塩基好性に染まる接合線がみえる。
・ 骨の髄腔に面する表面やハヴァース管の内面は、紡錘形の細胞の薄層である骨内膜で被われている。
・ やや太いハヴァース管を観察すると、内腔に沿って骨基質産生中の骨芽細胞(上皮様−単層立方上皮)が並んでいることがある。



英語は緻密質(2)参照


支持組織に戻る
TOPメニューに戻る
Copyright © by Department of Anatomy, Teikyo University School of Medicine. All Rights Reserved.