(1) | 顕微鏡は箱に収められ、ロッカーに保管されている。 各自定められた番号の顕微鏡を箱ごと箱の扉を手前に向けて抱えるように実習机まで運ぶ。 |
(2) | 片手で顕微鏡のアームを握り、他方の手で鏡脚を下から支えながら、箱から取り出す。 |
(3) | コンセントを机の電源に接続し、適当な明るさになるまで調光ダイヤル(電源スイッチ兼)を回す。 ふつうは6〜7にあわせる。 |
(4) | 粗動ハンドルでステージを下げ、組織標本(プレパラート)をステージのクレンメルに固定する。標本は必ずカバーグラスのある側を上にすること。 |
(5) | レボルバーで使用する対物レンズ(ふつうはx4)をセットする。ステージを側面からみながら、プレパラートに触れないようにすれすれまで上げる。 |
(6) | 粗動及び微動装置を動かして組織像にピントを合わせて観察する。 観察中は微動装置から手を離さず、常にステージを上下させて明瞭に見える像を見るようにする。 |
(7) | 眼幅および視度差を調節する。 |
(8) | コンデンサーと絞りを調節し、顕微鏡像を鮮明にして観察する。原則として生の標本は絞りを絞り、染色標本は絞りを開いて観察する。または絞りの代わりにコンデンサーを上下して観察してもよい。 |
(9) | 対物レンズを交換する場合はそのままレボルバーで回転させて行う。その度にステージを下げないでよい。 |
(10) | プレパラートを交換する場合は弱拡大のレンズに変えてから行う。 |
(11) | その他の注意 a) 顕微鏡を使用していないときには必ず調光ダイヤルを0にしスイッチを切る。 b) プレパラートに対物レンズを当ててカバーグラスを破損した場合には速やかに申し出る。 c) レンズを汗や脂で汚した場合にはアルコールでふき取る。 d) プレパラートの表面の汚れはキシレンで拭く。 e) プレパラートの箱は常に蓋を閉め、鍵をかけて机の中央におく。 |