ブランド品の ロスバスタチン、アトロバスタチン と、ジェネリック品のプラバスタチン、シンバスタチンについて費用対効果を比較した。

方法：患者数２２６８名のSTELLAR研究のデータをnet monetary benefit approachにより解析した。

結論：予想に反してジェネリック品よりもブランド品の方が費用対効果が大きかった。

 

文献：Tran YB, Frial T, Miller PS. Statin's cost-effectiveness: a Canadian analysis of commonly prescribed generic and brand name statins.
Can J Clin Pharmacol. 2007 Summer;14(2):e205-14

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?db=pubmed&cmd=Retrieve&dopt=AbstractPlus&list_uids=17556788&itool=pubmed_DocSum

 

 
中木のコメント：この論文の著者はブランド品メーカー関係者であることを考えて評価する必要があるが、それにしてもジェネリック医薬品を使用すれば医療費が削減できるという命題に挑戦した貴重な論文である。