アメリカ新生活(3):アトランタの気候・その1

御無沙汰しております.
当方のパワーブックの調子が悪く、御迷惑をおかけいたしましたかな・・・

さて、今号から2−3回はアトランタの気候についてお話したいと思います.

アトランタに来て早7ヶ月になりますが、新生活を始めて驚いたことのひとつが「お天気」でした.
アトランタは、日本で言えば博多と同じ緯度に位置しています.
しかも、アトランタがやや高地とはいえジョージア州のすぐ南はフロリダ州.

>> アトランタの位 置を再度確認!! <<

とくれば、「そうか、きっとアトランタの冬はそんな寒くないだろうな」と勝手に想像していました.
ところがどっこい、寒いのなんのって・・・予期していなかった分だけ苦労しました.

なにより、朝夕の寒暖の差が激しいのです.

12−1月にかけては、朝は氷点下を割る毎日で、当時はまだ車を購入する前だったので、
白い息を吐き「おおー、寒い」とつぶやきながらラボに通ったものでした.

当初は「そうか、ジョージア州の北にはアパラチア山脈があるし、
盆地みたいな気候なのかな?」と思い巡らしてしていましたが、どうも違うようです.

Key wordは「大陸型気候」でした
(このkey wordは向井万起男先生に教えていただきました、ありがとうございます).

日本は、四方を海に囲まれた、温暖な気候の国です.
冬から春へと芽吹く時にも、啓蟄、三寒四温と、うつろいゆく四季を楽しむことができます.

しかし、大陸型気候ではそうはいきません.
朝夕は勿論のこと、季節間でも寒暖の差、気温の変化が激しいのです.
冬は前述の通り「It's damn cold!! 」.
そして驚いたことに、2月1日から春になりました.

「またあ〜、そんな都合よく暦通 り季節が変わるわけないじゃん!?」

いや、ホントなんです.
急に春になっちゃったんです.
2月に入ったら、朝氷点下を割ることも無くなり、コートも必要がなくなりました.

そして5月1日からは夏、半袖の気候です.
現在6月中旬では、日中最高気温は90°F(約32℃)を越えています.

そう、こちらの気候はデジタルなんです.

私見ですが、このような気候の違いも、
日本民族とアングロサクソン民族の(気象ならぬ)気性の違いに現れているような気もするのですが・・・

次回はWinter Storm 2000(Two Thousand)についてお話したいと思います.

注:こちらでは気温の表示は°Fを用います.
°F=℃X1.8 + 32で換算できます.

2000.7