のび太のお気に入り・その3

コンサートレビューその3

昨年から続いている,2004年にのび太の行ったコンサートのレビュー第三弾です.
このへんからのび太の「ちょーお気に入り!!」の楽曲になります.

2004/10/11 東京交響楽団定期演奏会


モーツアルト ピアノコンチェルト第20番(ピアノ:辻井伸行)
ブラームス ドイツレクイエム


(拡大:画像クリック)

今回は豪華2点プログラムです.

ひとつめはピアノコンチェルト20番.有名ですね.
ピアノは天才ピアニストの辻井君です.
彼を見出した三枝さんも客席に来ていました.
今,「モーツアルトは癒しの音楽」と巷で評判になっていますね.
病気が治るとか,なんとかかんとか,,,??! 
ま,その真偽はともかくとして,モーツアルトの音楽はたしかに癒しの効果はあるようです.
のび太も若い頃は,「モーツアルトってどれも同じに聞こえるしなんの変哲もないかな」くらいにしかとらえていませんでしたが,
最近になってその素晴らしさがわかるようになりました.
仕事のBGMには最適ですよ,なんといっても邪魔をしません.
また,聞いていると落ち着きますし疲れがとれるような気もします.
これが「癒し」効果なんでしょうか,実際今回のコンサート中でも,知らないうちに眠りに誘われている人がけっこういました.
一度このへんのことを研究してみてもおもしろいかな,とも思います.

次はドイツレクイエム(どつれく)です.
これはのび太が最も好きな音楽です.
現在地球上に存在する音楽の中でどつれくがもっとも美しいと信じています.
もちろん,のび太がブラームス派ということもありますが,,.

どつれくはドイツ語のレクイエム,という意味です.
ブラームスにとってどつれくはワーグナーに肩を並べた出世作でもありますが,
それ以外にも

1) 交響曲1番のために書かれた(そしてブラームスの持つ完璧主義から廃棄されてしまった)主題が使われている,
2) 敬愛するシューマンの死,母の死をきっかけに完成された,

などエピソードもたくさんあります.
いずれにしても彼にとってひとつの転機となった作品なのかもしれません.

のび太がこのどつれくを最初に聞いたのはアトランタの時でした.
アトランタで大変お世話になった方のお母さまが亡くなられ,
そのご葬儀に呼ばれました.
そこで聖歌隊がどつれくのなかの「VI.Wie lieblich sind deine Wohnungen, Herr Zeaoth!」を唄ったのです.
この時はアメリカですので古典英語で唄われていましたが,
ほんとうにすばらしい曲,
そしてすばらしい告別式でした.

それからどつれくの虜になり, CDを聴き,やっとライブへと出かけたのです.

今回の演奏.最高でした.
大友さんの指揮も丁寧でしたし,なにより東響コーラスがすんばらしかった!!
およそ200人あまりが壇上で完璧な合唱を聴かせてくれました.
東響コーラスは,きくところアマチュア合唱団のようですが,
東京交響楽団のプロパーで,いやあー,ほんっとに上手でした.
結局,のび太としずかちゃんはこの東響コーラスに魅せられて年末の第9をまた経験することになります.

最後にどつれくの歌詞を掲載しておきます.
これは,当日のプログラムからの引用です.
歌詞をみると,このどつれくで一貫語られているのが

「Selig sind, die da Leid tragen, denn sie sollen getrostet werden
(悲しんでいる人たちは幸いである.彼等は慰められるであろう)」
です.
これはどつれく最初に出てくる歌詞ですが,
このあとも形をかえて「trostet(ほんとはオーウムラウト):慰める」と言う言葉がでてきます.
一度歌詞を読みながらドツレクを聞くとまた新たな感動があると思います.


(拡大:画像をクリック)

この感想を読んでぜひ,どつれくを聴いてみたい!というひとには
以下のCDがおすすめです.
(といってものび太の私的なお気に入りですのでその点ご容赦のほどを)

どつれくの全体的な仕上がりでは
「ヘルベルト ケーゲル指揮,ライプチヒ管弦楽団 ドイツレクイエム」

合唱では最近出たこれがお勧めです,とってもきれい.
「ヘルベルト ケーゲル指揮,NHK交響楽団,晋友会合唱団 ドイツレクイエム(1983)」

学生時代にアマチュアコーラスでソプラノの経験のあるしずかちゃんいわく,
「合唱はやっぱり,外国より日本のほうが上手できれいなのよねー.」

2005.02