その2
>>>「THE
BOYS IN GREEN」<<<
日本・ベルギー戦、盛り上がったすねー。
自宅観戦でしたが90分一回も座ってないっす。
声枯れました。
2−2ドローは上出来ですね。
クリアしたセカンドボールへのプレスが甘いと全部失点に結びついていましたが、、、、
ま、これは日曜日には修正してくれるでしょうね。
今日は「ドイツ・アイルランド戦」レポートです。
(1)
----- 6月5日午前11時横浜 -----
今日も鹿島で観戦。
東京駅へ向かう前に横浜駅前を散策したが、東京よりもWCUPの盛り上がりが大きい様に感じる。
いたるところにFIFA official shopが。
横浜駅周囲は「ようこそワールドカップ横浜へ」の文字がはためく。
(2)
----- 同午後2時半、東京駅 -----
今日もここから友人とバスで鹿島駅へ。
緑色のアイルランドサポーターが群れている。
ドイツのジャージはどちらかというと日本人が着てる。
(3)
----- 午後4時半、鹿島神宮駅 -----
この前の試合より外国人の比率が多い。
それも、みーんな緑。
「このひとたち、みんなアイルランドから来たのかなあ?」
「いや、それにしても多いよねえ。」
アイルランドサポーターは駅前で緑のTシャツを売ってる。
今日は時間があるので鹿島神宮駅からスタジアムまで歩いてみる。
日中暑いくらいだったが夕方はけっこう肌寒い。
「海が近いからかな?」
「いやー、これがほんとの自然の気候でしょう。
都会は、輻射熱と冷房の熱が原因で夜も暑すぎるんですよ。」
途中、アイルランドサポーターと記念写真の撮りっこ。
ふれ合い広場ではface paintingのサービス。
ボクはラボの同僚に敬意を払ってドイツの国旗を描いてもらう。
「ボランテイアなんですか、これ?」と聞くと
「半分仕事、半分は趣味です。」とおじさん。
日本人のほとんどはアイルランドとドイツの両方の国旗を左右の頬に描いてもらっている。
「いやあ、こーゆうところが日本人だよね。」
実はこれが最も賢明な策であったことが後にわかったのだが、、、。
(4)
----- 午後5時、メインスタンド前広場
-----
たくさんの屋台。
そこには日本人、ドイツ人、アイルランド人の群れ、群れ、群れ。
でも、緑、多いよーーー。
「いやあ、今日はドイツ、手、抜いてんですかねー。」
広場はお祭り騒ぎ。
いたるところにセント・パトリックがいる。
いたるところで人の輪、歌、歌。
またサッカーリフテイングで遊ぶ人たち。
どう考えても日本とは思えない。
サポーター同士もドイツとアイルランド、試合前は和気あいあい。
外人には屋台が珍しいらしい。
みんな写真を撮ってる。
あと、焼き鳥が人気。
一本100円で安かったし、これがまた美味しかった。
ちなみに、広場やスタジアム内のショップには、
各国チームジャージやTシャツは売られてなかった。
これが残念。混乱するからかな?
それとも売るためには特別な権利が必要なのかな?
売れば絶対に儲かるのに。
(5)
----- 午後8時。スタジアム
-----
今日はメインスタンド、前から8番目。
今日もオペラグラス要らずの席で最高。
しかし、、、、なんと、アイルランド側の席だった!というより、
ドイツ側ゴールスタンド以外は
ぜーんぶっ、緑!すごい!!
ボクは即座にドイツ国旗をかばんにしまう。
「いやっ、これはすごい!今日はアイルランドの日ですね。
もう、これは観念してアイルランドを応援しましょう。」とは友人の弁。
左はイングランドからの人でアイルランドを応援しにきたとのこと。
試合前練習からスタジアムはずーっと応援と唄。
「Ole!」ともう一つはアイルランドの応援歌か?
「the boys in green・・・・」と唄ってる。
試合前natinal anthemでもスタジアム中にアイルランドサポーターの歌声が響く。
今日はドイツ、ほとんどアウエイの試合と同じ。
すごくやりにくいな。
ちなみにドイツの国歌は賛美歌、
とこれは前回サウジ戦を一緒にテレビ観戦した家内の言葉。
けっこういいメロデイーです、これ。
(6)
----- 午後8時半、試合開始
-----
ドイツは守り堅し。
また、GKのオリバーカーンがまたすごい。
前半早々クローゼがヘデイングで先制。
彼は打点が高くかつ正確。
調子がよい。
ドイツが決勝トーナメントに進めば得点王になるかも。
アイルランドはミスが多いし、中盤で前を向かせてもらえない。
ボールもうまくキープできない。
周囲でアイルランドサポーター同士が議論してる。
「ボールをもっと前に回さないとダメだ!」
後半になりアイルランドに流れが来る。
ついに91分でロビーキーンが同点ゴール、そのまま試合終了。
そこからはほとんど優勝したような騒ぎ。
選手みんながスタジアムに手を振る。
緑の人の波が揺れる。
コーチが胸の国旗を誇示する。
確かに今日の試合はアイルランドにとってはめちゃくちゃ重要だった。
2試合終わってドイツとカメルーンは勝ち点4。
アイルランドは勝ち点2。
アイルランドあと残すはサウジ戦。
おそらく勝ち点3、合計5を計算している。
一方ドイツはカメルーンと星の潰しあい。
どっちかが負けると勝ち点4のまま、負けたほうは決勝リーグに進めない。
(7)
----- 午後11時半、鹿島神宮駅
-----
今日は電車で東京へ帰る。
電車にはサポーターの区別なし。
でもあぶない場面はなし。
ただ、スタジアムまでのシャトルバスの中で
ドイツサポーターが真っ赤な顔して「F--KING!!」と怒鳴っていた。
おー、怒ってる怒ってるうー。
電車内は相当混雑。
でも外人はすぐ床に座る。
混んできたのでおにいさんがとなりの外人さんに
「混んできたので詰めてもらえませんか?」と日本語で話しかける。
おいおい、それじゃ通じないよ。
アイルランドサポーターがきょとんとしてるので
彼が何を言ったか説明してあげると「あいよ」と即座に立って詰めてくれた。
外人には話して説明しないと絶対に通じない。
相手も状況を理解できるだろう、
などというのは日本人の幻想。
このへん英語話せないとどうにもならんですよね。
ちなみに、その外人さんたちは東京まで2時間の行程ずーっと、クイズをやってました。
名前あてゲームみたいでしたね。
「イニシャルはA!」とかヒント出してね。
(8)
----- 6月6日午前1時半、東京駅山手線内回り線車内
-----
車内で日本人はボクと友人だけだった。
あとは緑のおじさんたち。
スペイン語を話している人もいた。
MEXICOと書かれた大太鼓を持ってインデイアンの酋長の格好をした人もいる。
日本とは思えない。
というより、今から6時間後にはスーツ姿のビジネスマンで一杯になる電車とは想像もできない。
おもわず記念写真!
「いやあ、今日はいいもの、見せてもらいました!」とは友人。
たしかにこんな経験を日本で出来るとはねー。
あの、メインスタンド前の広場はとっても楽しいお祭りでした。
切符持っていなくてもそこに行くだけで楽しめます。
日本戦でないほうがいいかな?異文化交流できますよ。
それから、今日の試合はサポーターの力を痛感した試合でした。
ドイツがすこーし手を抜いていた
(というか怪我をしないようなプレーを念頭に置いている雰囲気があった)とはいえ、
あのスタジアムの雰囲気は尋常ではなかったです。
サポーターは12人目の選手です。
ボクらも日曜日、テレビの前で、スタジアムで応援しませう!!!