肥 大:
増 生:
再 生:
化 生:
異物処理:
移 植:
病的侵襲(刺激・負荷)に対する細胞組織の反応性の増殖性変化のことで,退行性病変とは対照的に,機能亢進に基づく現象である.一般に,刺激因子が消失すれば進行は停止する.
progressive change 進行変性
臓器組織が形態や構造を維持して,体積を増すこと.特に細胞数は変わらず,構成細胞自体の形が拡大する場合を言う.
例:スポーツやトレーニングによる,筋・骨格の肥大など.
眼科関係では,あまり無い.
特に,構成細胞が増殖して(細胞の数が増えて)体積を増すこと.機能亢進.
組織や細胞の体積が減少することが,萎縮 atrophyである(退行性病変).
臓器組織の同一種類の細胞増殖により,失なわれた部分を補うこと.皮膚,毛髪,爪,子宮粘膜などは正常状態で更新され,生理的再生と称される.
創傷では欠損組織が元の細胞によって埋め合わせされずに結合組織(線維芽細胞)で置換され,肉芽から最終的に瘢痕となる(器質化).瘢痕組織は経過と共に収縮する性質がある.
【 創傷治癒 】
ある程度分化した組織細胞が,他の形態・組織系統に変化すること.
可逆性の変化であるが,内中外の胚葉の系統を越えた移行はない.
異物あるいは体内の創傷・病的物質処理のプロセス.肉芽組織で置き換わる状態で,最終的に瘢痕となる.
異物:本来,その部分にあってはならないもの.よって,
①排除(おもに貪食.気道では咳くしゃみなど),②器質化(おもに肉芽形成),③分画あるいは被包,という反応をうける.
ある個体の組織や臓器を同一または他の個体に移すことをいう.⒈自己移植,⒉同種移植(同系移植・異系移植),⒊異種移植がある.
2022