虹 視 症

§.概  念

虹視症または光輪 iridopsia Regenbogensehen あるいは halo は,電灯など小光源を見た時に,そのまわりに光の輪がみえる現象.当然,夜間に自覚されることが多い.

■虹視症
外側が赤,内側が紫となる,色付き()の輪を自覚する.
中間透光体とくに角膜,それも角膜上皮細胞に生じた浮腫に因る場合が典型である.
図

■光輪視
屈折に加え,散乱に因る霧視の部として自覚する.
日暈ひ がさ 月暈つき がさ 

 原 因

緑内障眼圧の上昇によって角膜浮腫を来たし,虹視を自覚するもの.特に前駆症状として重要である.

本症状のキモは 上記ひとつ.以下は類似症状になる.
②白内障光が散乱して生じるグレア障害
③角膜上皮障害/水疱性角膜症 〃
④結膜炎眼脂によって生じる.
⑤眼軟膏使用時

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2014