(2) 膵管と胆管について、
膵臓の働きに酵素(消化酵素)を分泌することがあげられます。膵酵素は、
膵管という導管を介して十二指腸乳頭部に排泄されます。膵管が腫瘍など
で狭窄や閉塞されると痛みが生じ、また、膵炎様の症状(腹痛や血清アミ
ラーゼ上昇など)を呈することが見られます。腹痛だけでなく消化酵素が
でないために体重減少、全身倦怠感などがみられることもあります。
膵管が十二指腸乳頭部に注ぐ部位に胆汁の導管である胆管が合流しますの
で,膵臓癌でも胆管を圧迫や閉塞して黄疽をきたすことがあるわけです。
(下の図は、胃を除去して膵臓の位置を分かりやすくしたものです)
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