4:膵臓の働き
膵臓には、外分泌(消化酵素をつくり腸内に送出す)と内分泌(いろいろ なホルモンを作り血液中に送出す)の2つの働きがあります。
外分泌機能としては、まず、1日に1200 ミ 3000 mlの膵液 (pH 7.5 ミ 8.8, アルカリ性)をつくり膵管を介して十二指腸乳頭部から十二指腸内、腸内に送出します。代表的膵酵素には、アミラーゼ、リパーゼ、トリプシノーゲンなどがあり食べ物を分解する働きがあります。したがって、膵管に閉塞や狭窄があったり、膵臓の分泌細胞が障害されますと、膵外分泌障害としての消化や吸収に異常がおこり、下痢や便秘などの症状がでてきます。また、消化吸収障害により体重減少や全身倦怠感などの症状を呈することが多くあります。なお、そのような症状が出るまでもなく、その前に腹痛や背部痛あるいは心窩部不快感などの症状がでる人が多いようです。また、膵管の閉塞や狭窄による急性膵炎症状(腹痛や血清アミラーゼ上昇)がでることもあり、それに修飾され見逃されることもあります。 内分泌機能としては、膵臓には内分泌細胞が集積したランゲルハンス島が、 20万から200万個もあり、いろいろのホルモンを作っております。 代表的な内分泌細胞には、 α細胞:血糖をあげるグルカゴンをつくる。 β細胞:血糖をさげるインスリンをつくる。 色素嫌性細胞、その他多くの働きをする。 なかでも、膵内分泌細胞の障害としての症状として顕著なものは、インスリンをつくる細胞が障害されて糖尿病になることです。これを膵性糖尿病といいます。膵癌で糖尿病を合併することや、糖尿病の経過中に膵癌を合併する人もおります。
代表的な内分泌細胞には、 α細胞:血糖をあげるグルカゴンをつくる。 β細胞:血糖をさげるインスリンをつくる。 色素嫌性細胞、その他多くの働きをする。 なかでも、膵内分泌細胞の障害としての症状として顕著なものは、インスリンをつくる細胞が障害されて糖尿病になることです。これを膵性糖尿病といいます。膵癌で糖尿病を合併することや、糖尿病の経過中に膵癌を合併する人もおります。
代表的な内分泌細胞には、 α細胞:血糖をあげるグルカゴンをつくる。 β細胞:血糖をさげるインスリンをつくる。 色素嫌性細胞、その他多くの働きをする。
なかでも、膵内分泌細胞の障害としての症状として顕著なものは、インスリンをつくる細胞が障害されて糖尿病になることです。これを膵性糖尿病といいます。膵癌で糖尿病を合併することや、糖尿病の経過中に膵癌を合併する人もおります。