2006年 |
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お忙しいところ恐縮ですが、実は小生の実父(75歳、現在入院中)が今月膵臓尾部の癌
stage IVbと診断され、今週から抗がん剤投与となりましたが、先生のところでは浸潤が進んでいても可能であると拝察しました。もし可能であれば、先生の執刀で手術が可能であるかどうか、判断をお願いしたいのですがどうぞよろしくお願い申し上げます。 |
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メールでお送りいただいた画像を拝見したところ、膵尾側に癌があり、脾静脈に浸潤しています。 さらに、肝臓にはっきりは分かりませんが、転移(1個?)があるのでStage
IVbと診断されたのだと思います。この状態では、療法が切除されても、術後1年前後の予後ではないかと思われます。 手術での可能性については、はっきりとした結論はでていません。ただし、患者さんサイドが予後をよく理解し、思いきって手術を望む のであればお受けいたします。実際、どのくらいの予後になるかは断定できません。手術の場合で も、抗ガン剤治療との併用が望ましいと考えています。 |
2005年 |
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56歳の男性です。2ヶ月前に軽い腹痛と血糖値が170平均から250に急に上がり、検査をしたところ(CT検査・MRI・超音波など)膵脳胞腫瘍と言われ、膵頭部の脳胞に3.4ミリの腫瘍が出来ていると言われ(陰性か陽性か判断出来ず)今回膵頭十二指腸削除の手術をすすめられ、(11月4日)まず第一に手術をした方がよいのでしょうか?第二に十二指腸を残すことは出来ないのでしょうか?教えて下さい。宜しくお願いします。本人希望としては、手術はさけたいと共に十二指腸は残したい。 |
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3, 4 mmの嚢胞で異常があるとすれば内部の状況によると思います。尾側の膵管は拡張していますか? second opinionを受けてよく考え、かつ、手術なら上手な医師にしてもらうといいと思います。また、十二指腸を残す手術もあります。これは私が工夫したものです。 |
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ホームページを拝見いたしまして、突然ながら、メールを差し上げますこと失礼いたします。大変恐縮でありますが、用件のみ記載させていただきます。 |
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頻度についてはわかりません。胆石によるものや、先天的なものや、加齢によるものや、胆道癌や膵臓癌によるものなどいろいろの原因があります。MD-CTをとるとよくわかるのですが、火曜日の午前中が私の診察日ですので、いらっしゃればよく診察いたします。 |
2004年 |
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はじめまして。膵臓尾部癌のことで質問させてください。 |
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肝臓の転移がなければ予後はのぞめると思います。 ただし、血管などに浸潤しているような場合は、大きな手術をしなければ根治的には摘除できません。 CTで5cmもあって不思議な形などといっていること事態が不思議です。膵臓の専門の病院で手術をすべきでしょう。 腫瘍マーカーが異常にたかく膵臓に5cm大の腫瘍があれば通常悪性腫瘍を疑います。 できれば火曜日がわたくしの診察日ですのでいらっしゃれば写真を見て、さらに精密なCT検査を行って診断いたします。 |
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ホームページを拝見致しました。 |
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問題を整理しますと、 1:膵管が拡張がある 2:40日もおいていてだいじょうぶか?すなわち、悪性の可能性はないのか? 多分超音波で検査したのだとおもいますが、結果として3点あると思います。 (1)膵管の出口近くに悪性とおもわれるような腫瘍があって結 果的に鼻側の膵管が拡張している。 (2)慢性膵炎でも同様な事象がおこることがある。 (3)粘液産生膵腫瘍(IPMT 膵管内粘液乳頭腫瘍によるもの) も考えられる。いずれにせよ、悪性かどうかが一番問題で す。年齢的にも考慮したほうがいいと思います。 こちらにこられたら、ただし火曜日の午前中、診察し、続いて精密なCTをとってすぐ診断ができます。 |
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初めまして。私の学校では今人の仕組みについて調べています。そのなかに、すい臓という臓器について調べているんですがどうしてすい臓と言うんですか? |
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大変重要で難しい問題です。 私が知っている限りの事を記載いたします。 身体の重要な臓器を表現する言葉として従来から東洋医学(漢方)では、五臓六腑といいまして、肝、心、脾、肺、腎の5つの内臓と大腸、小腸、胆、胃、膀胱、三焦の臓器からなると言われてきました。 膵臓につきましては、漢方医学には記載がありません。 これについきましては、1805年日本の蘭学医、宇田川玄真の医範提綱の中で初めて使われています。 膵臓はPancreasといいます。pan=all, creas=fleshの合成で、骨のない肉の固まりであるとして月(にくづき)と萃(あつまる)、すべてを合成して膵が生まれたと言われております。 |
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このような事をメールでお聞きするのは、大変失礼な事と思いますが,是非先生のご意見を聞かせて頂きたく、メールしました。53歳の父が、先日モ膵臓癌モと診断されました。CT上、門脈付近に腫瘍があり、OP出来るかは五分五分、もしくはそれ以下かもしれない、いずれにせよMRIと血管造影をしないと治療方針が決まらないと言われました。その検査が早くて今月中には出来るが、
現在のところ検査日が決まっていません。 |
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CT写真があるのならできるだけ早期に受診してください。それをみてから私の見解をお話します。 |
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高田先生 |
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肝臓に転移した膵臓癌はなかなか厄介です。 いちど診察してから相談したいとおもいますが、選択枝として、1:このままのGemzar, 2:尾側の癌は切除し、術中に門脈からGemzar を投与して、その後、静脈からGemzarを投与する。3:尾側の癌は切除し、術中ならびに術後に肝臓転移をターゲットにして、門脈、動脈カテーテールを用いてGemzarの投与を定期的に行う。 私どもでは、これらを患者さまの状態にあわせおこなっていますが、まだ、はっきりとしたデータはでていません。 |
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はじめまして。 |
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胆管拡張にはいろいろの原因があります。できれば検査、CTや胆管の造営写真などがあれば宅急便あるいはe-mail添付で送っていただければ詳しくお話できると思います。 |
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父が糖尿病で壊疽になり足を切断して死去してから心配になり私も以前から糖尿と言われていたので友人の紹介で血液検査と検尿を5年前から毎月してもらっております。しかしグリコヘモが6.6から6.9までなので心配いらないと解釈して日常の食事をして おりました。甲状腺にポリーフがあると聞き検査してもらったら陰性でした。徐々に甘いものは控えておりましたが体重は82キロと減らず毎回心配になり食事の方法も考えましたが油と調味料が多いことがわかって食養生しております。前置きは長くなりましたが2月前からの血液検査でアミラーゼの数値が254で今月が158です。主治医は心配はないと言ってくれますが膵臓癌の恐れがあることを知り今回の記事を見てどうしたらよいか心配になりメールさせていただきました。糖尿病と言われながらもいいかげんにして膵臓をインスリン製造で酷使してすい臓がんになっているのではと心配しております。今後の方法どのようにしたらいいのか教えていたきたく存じます。 64歳男性 174センチ82キロ 病歴は糖尿病と言われたほかはありません。 |
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念のため造影CTをとられたらいかがでしょうか? 糖尿病は膵臓癌のリスクファクターの大きなひとつです。 その後についてはまた相談にのります。 |
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突然のメールで失礼いたします。今年72歳になります父の膵臓癌の治療についてお伺いしたくメールいたしました。 |
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重粒子治療は肝臓に転移がある場合は行えません。 逆に悪化してしまう事が多いからです。 |
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インターネットで拝見し、ご意見を伺えればとメールしております。 |
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膵頭十二指腸切除は簡単なものではありません。 アメリカでは年間30例以上の経験がある施設で行うことが大切といわれております。日本では最近、年間10例以上経験がある施設で行うべきともいわれております。 |
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初めまして!実は私の父が先日すい臓癌と診断されました。 |
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肝臓転移がある膵臓癌はなかなかやっかいなものですが、最近の私の経験では、いろいろな治療をほどこし1年以上の生存例や海外旅行をする患者さんなどがたくさん現れております。治りはしませんが、決して悲観することはありません。 要は、治療を行う医師と連携プレーをうまくやることであり、癌と共存することです。 まず、第一は黄疸をとることです。黄疸は寿命を短くさせます。わたくしどものところでは、内視鏡、あるいは経皮的にドレナージをしてからステントをいれて治療をいたします。 第二は、化学療法です。これも匙加減で、うまくやることが大切です。 第三は栄養です。第四は精神的バックアップです。 私の外来は火曜日の午前中です。 |