第5回 日本内分泌病理学会総会
2001年9月14日(金)・15日(祝)
会長 高見 博

 新しい世紀の幕開けに第5回日本内分泌病理学会総会を9月14日(金)・15日(祝)に東京、慶應義塾大学医学部校舎において開催させていただきました。日本内分泌病理学会(Japan Endocrine Pathology Society, JEPS) は社団法人 日本内分泌学会の分科会であります。本学会は内分泌病理に興味を持つ人たちの集いであり、内分泌病理医を中心に、外科系医師、内科医、基礎医学者などで運営されております。研究対象も狭義の内分泌臓器はもちろんのこと内分泌標的臓器にも重点をおいております。

 今回は、過去最高の52題という多くの演題が発表されます。外科医の私は、本学会は臨床家が病理医と密接に関連し、有機的な結合のもと臨床・基礎研究のレベルを高めていく必要があると考えております。

 今回は、特別企画としまして"International Case Conference"を設けました。下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎皮質、副腎髄質、消化管・呼吸器の6部門におきまして、外国の著名な病理学者を交え、病理診断上の問題点を追究するものです。学会総会ではさらに参加者と討論し、その結果を"Endocrine Pathology"に本学会の特集号として掲載します。

 病理医と臨床医が真にクロストークし、新しい創造をし将来記憶に残る学会にしたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。