著書紹介「ある外科医の覚書」医学部外科主任教授 高見博 著

「ある外科医の覚書」
帝京大学医学部外科主任教授
高見博 著(悠飛社)

皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

この度、出版社より私が2006年に教授就任15周年を節目に自費出版しました「進化を求めて」の随筆も加え、

私自身の半生記を綴った出版の話を受けました。

波乱に満ちた人生でもなければ、皆様にとって興味があったり、教訓になるような人生ではないので、ごく平凡な

人生なので躊躇いたしました。また、この多忙な外科医生活で完成できるか自信も持てませんでした。

しかし、約1年前に書くことを決心して承諾し、この度、完成した次第です。2009年の春、「あとがき」を入力し

パソコンの画面を閉じたときは、今まで味わったことのない充実感と努力すれば何とかできるということを知りました。

第1章は内分泌外科医への道、第2章は甲状腺・副甲状腺について考える、第3章は外科医になるまで、

第4章は医師として、人間として、という構成でまとめました。

毎日の忙しい中、夜遅くか、日曜日のひと時しか書けないため「つぎはぎ的」な文章になり、かなり重複したり、

後から読み欠損している面も多く、お読みいただく上で大変申し訳なく思いますが、お目通しいただければ

幸いでございます。