一般演題:[局所療法2]
5月 13日 10:20〜10:50(第2会場) 【 座長 】 浜本 千穂子 (金沢医科大学熱傷センター) |
演題番号:A019 | 被覆材除去時における処置の一考察 |
村上 直美、原 ミチ子、西尾 郁子、石谷 ゆきみ、杉田 かおり、中川 英子 | |
愛知医科大学附属病院4D病棟 | |
当形成外科病棟において、熱傷患者に対し、分層植皮術(デルマトーム、カミソリ植皮術)は良く行われる術式である。手術終了時、採皮部に対し、被覆材の貼付、ガーゼ保護が行われている。術後、採皮部の上皮化を待つため、通常約一週間ガーゼ交換は行っていない。約一週間後の開創時、一番問題となる事は、被覆材やガーゼに上皮化した皮膚が固着し、除去する際に激しい疼痛や出血を伴い、患者に苦痛を与える事である。 そこで今回私達は、被覆材を除去する際、患者の疼痛や出血を軽減することは出来ないものかと考え、除去する前に油性基剤(白色ワセリン、流動パラフィン、プラスチベース、オリーブ油)を塗布する等の前処置を行った結果、患者への疼痛の緩和、採皮部からの出血の減少を図る事が出来たので、ここに報告する。 |