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一般演題:[看護1]   5月 13日 10:50〜11:20(第2会場)
【 座長 】 山崎 かね子  (社会保険中京病院熱傷センター)

演題番号:A023 治療過程で精神分裂病と診断された重症熱傷患者の看護 − 安全な治療環境を目指したチーム医療 −
中野 直美、矢吹 美由紀、小島 良子、桐澤 千里、石川 光子、小出 あき子、前山 正子
慶應義塾大学病院 GICU
【目的】 重症熱傷患者の多くは、基底に精神分裂病、うつ病などの精神疾患があり、自殺企図の場合が多いと言われている。本症例の場合、受傷機転である火災についての会話を契機に、強度の恐怖心や警戒心が出現し、対応に難渋したためそれらを取り除くことが必要と考えた。そこで今回チーム医療を充実させ、対応の統一化をはかり、恐怖心軽減のための看護介入を行った。

【患者紹介】 M.S氏 23歳 男性
          自宅火災にてV度85%の熱傷受傷

【看護介入】 恐怖、警戒心を軽減させるため、以下の介入を行った。
  (1) チーム医療
  (2) 対応の統一化
  (3) 環境の調整

【結果】 チーム医療体制が整い、有効に機能することにより、患者の表情が穏やかになり、恐怖心の軽減が図れた。

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