一般演題:[看護2]
5月 13日 11:20〜12:00(第2会場) 【 座長 】 早坂 百合子 (日本医科大学高度救命救急センター) |
演題番号:A027 | 当救命救急センターにおける広範囲熱傷患者の周術期管理について |
平山 幸枝、鹿山 百香、中茂 かおり、中川 理恵、江川 恵津子 | |
帝京大学救命救急センター | |
【はじめに】 広範囲熱傷患者の術前指示や術後の注意点は多岐にわたりますが優先順位を十分に把握し受傷後の時期による病態を理解すると比較的容易に看護チャートを作成できます。そして、近年の熱傷治療法の進歩により、私達の救命救急センターにおいても選択的消化管内殺菌の施行、早期植皮術や屍体同種皮膚移植の実施、輸液・栄養法の改良、呼吸理学療法の積極的導入など治療法に様々な変更が加えられました。
【方法】 当院における熱傷患者の治療経過の特徴を捉え、一般的であると思われる看護上のポイントと当センター独自のポイントに分けて、看護上の工夫と改善の歩みを検討してみました。 【結果】 手術直前に熱傷創の温浴消毒を行う手順、採皮部の剃毛、術前術後の排便管理、体温管理、呼吸管理上の問題点、鎮痛鎮静剤使用時の問題点、植皮部の観察と滲出液の対処法、などについて様々な改良を加えていました。これらについて症例を提示し報告します。 |