一般演題:[植皮・手術]
5月 14日 08:40〜09:40(第2会場) 【 座長 】 内沼 栄樹 (北里大学形成外科) |
演題番号:A051 | 四肢熱傷手術時におけるバイオブレインTMの使用とドレッシングの工夫 |
福屋 安彦、山田 雅道、井上 淳、高野 邦雄*、西村 篤*、栗山 元根*、中谷 恭子* | |
太田西ノ内病院形成外科、太田熱海病院形成外科* | |
【目的】 四肢熱傷の植皮術時の手術時間の短縮と出血量の減少のために、バイオブレインTMを使用し、ドレッシングを工夫した。
【方法】 駆血ののち壊死組織や不良肉芽のデブリードマンを行い、ボスミン生食ガーゼで覆い、電気メスによる止血操作を行わない。自家植皮術を施行し、その上にバイオブレインTMを固定し、ポビドンヨード軟膏をつけたロールアダプティックTM とロールガーゼでさらに覆い、ややきつめに包帯固定をする。最後に止血帯を解除する。 【結果】 1997年1月より、熱傷患者9名(手術回数計16回)にこの方法を利用したが、従来の方法に比べて著明な手術時間の短縮、術部からの出血量の減少さらに植皮片の生着の向上が得られた。 【結論】 四肢熱傷創の植皮術において、バイオブレインTMの使用とドレッシングの工夫は手術時間、出血量、植皮片の生着の面で非常に有用であった。 |