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マルチメディア2  5月 14日 16:40〜17:40(第1会場)
【 司会 】 辺見 弘  (国立病院東京災害医療センター)
   渡辺 淑子  (杏林大学高度救命救急センター)
コメンテーター 安瀬 正紀  (横浜市立大学附属浦舟病院熱傷センター)
林 さつ子  (東京女子医科大学熱傷ユニット)

演題番号:M5 当院における熱傷処置について
古田 文隆、高原 寛、海塚 安郎*
医療法人社団新日鐵八幡記念病院形成外科、同ICU*
  当院は総ベッド数453床、うちICU10床でその中に熱傷ユニットが2床設けられています。熱傷ユニットの病室にはクリニシステムが1台使用可能で、直接通ずる隣室には熱傷バスが設置されております。熱傷バスにはICU前室からも直接入れるようになっていて、救急の重症熱傷は直接ここに搬入されます。治療にあたっては上記医師3名でチームを組んで行っており、熱傷温浴療法の際は医師1〜2名、看護婦2〜3名で行っており、ベッドと熱傷バスまでは移動式の体重計で運んでいます。創部は手術用イソジン液で洗浄し、プレーンガーゼで被っています。プレーンガーゼは軟膏の基剤とガーゼをオートクレーブにかけたもので、創の大きさによって切って使ったり、感染に応じてゲーベンクリームや抗生物質軟膏を塗布して使用しております。その上に当てますガーゼは滲出液の量を見ながら、熱傷パッドや熱傷用に用意したガーゼを当てています。これらガーゼの固定は、四肢では弾力包帯、躯幹部には綿布を縫製した肩胸帯や腰大腿帯を用いています。これらのガーゼや包帯類は事前に患者さんに必要なものを滅菌しパックにして用意しております。
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