多角的な視座を身に付け、実践へ

嶋原早喜さん

大学卒業後、保育園で働いていましたが、「子どもの笑顔は世界共通」という思いから、発展途上国で低栄養に苦しむ子どもたちを支援する仕事がしたいと思い、栄養士として青年海外協力隊でボリビアに行きました。現地では料理教室などを通して栄養管理教育を行いましたが、手洗いをしないなど不衛生な状況を見て公衆衛生の大切さを感じ、帰国後、この大学院に入学しました。ここでは各分野の基礎理論をしっかりと学べ、多角的な視座が身に付くのを感じます。また現在、公衆衛生関連の研究機関で研究補助をしていますが、大学院で学んだ統計や行政の知識が実地で活用されているのを見るのがモチベーションにつながっています。在学する中で行政関係にも関心が高まり、修了後の進路については在学期間中により深く考えたいと思っています。

――国際協力ガイド 2014(国際開発ジャーナル社, 2012年10月25日刊) 記事のPDF

PageTop