公衆衛生は深くて広い。ゆえに非医療系の視点も重要である!

谷康雄さん (MPH1年コース修了)

私は地方自治体の一般行政(事務)職ですが、4年間保健所の感染症対策業務に携わる機会があり、公衆衛生の重要性と面白さを知り、再びそうした業務に就きたいと強く考えるようになりました。そこで、人事に訴求することのできるMPHの取得と、保健所での経験を体系的に整理し、公衆衛生自体をきちんとした形で学び直すことを目的に、1年間休職しSPHの門を叩くことにしました。

入学当初こそ非医療系の自分が授業等についていけるのか心配でしたが、行政職の自分こそ学ぶべき事が数多く存在することも知り、より一層興味を強くしました。中でも政策形成の際に根拠となるべき研究の適否を判断するための方法論を、様々な分野の授業から学ぶことができたことは最も大きな収穫だと思います。

SPHのような専門機関で学んだ職員は少なく、近い将来公衆衛生の職場に異動になると予想されるものの、地方行政における公衆衛生に関連する職場は幅広いため、どのような分野の業務に携わるかはわかりませんが、SPHで幅広く学んだことを存分に生かし、社会貢献を果たしていければと考えております。

PageTop