国際医療の現場へ

松本祥子さん

もともと国際医療に関心があったので、大学病院に勤務後、アジアの農村で地域医療の現場や、ケニアとウガンダをを見てまわり、イギリスへ語学留学もしました。帰国後、病院に勤務するも途上国への思いが諦めきれず、国境なき医師団でリベリアへ。帰国後は、渡航前に勤務していた横浜の訪問看護ステーションに復職しました。

しかし、結婚、出産を経て、やはり将来的に国際保健に関わる看護師になりたいと思い、学際的な知見を深めようと入学しました。漠然とした問題意識をクリアにして分析するスキルや、現場から行政や国に対して説得力ある発信を行うための方法論などを学んでいます。発展途上国では、高血圧やガンなどの慢性疾患が死亡原因になることも多いので、そういった非感染性疾患をテーマに研究する予定です。

将来は、家庭とのバランスを取りながら、国際医療の現場へ出られたらと思っています。

――国際協力ガイド 2013(国際開発ジャーナル社, 2011年10月1日刊) 記事のPDF

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