「公衆衛生問題解決アプローチ」を統合的に学べる場

鄭萍さん (MPH2年コース修了)

私の出身は中国吉林省です。大学でロシア語を専攻し卒業後、中露貿易関係の企業に就職しましたが、自分がやりがいを感じる仕事は何かを考えた時に、医師である両親が経営する病院で医療関係の仕事をしたいと思うようになりました。そのためには、疫学や生物統計学の知識が必要だと考え、公衆衛生学を学びたいと思いました。日本の公衆衛生は世界的にも評価が高いため、公衆衛生を基本から系統的に学ぶには日本はとても適した国だと考えました。さらに本学は、公衆衛生の現場の課題に対して指導的立場での問題解決を実践できる専門職を養成することに特徴があり、理論だけでなく活動の事例を学ぶことができることが大きな魅力だと考えたため、入学を決めました。

授業では公衆衛生における疫学や生物統計学、倫理学、環境保健学、行動科学、また国際保健学、医療経済・政策学にまつわる問題などを学びました。グループワークやグループディスカッションを取り入れた講義も数多くありました。高度な専門性と多数の熱心な先生方に丁寧に指導して頂け、また様々なバックグラウンドを持つ人達の多面的な意見を聞くこともでき、非常に充実した毎日を過ごしました。

今後は帝京SPHで学んだ公衆衛生学によって、人々の健康に貢献できたら幸いです。本学で得た知識は、私の人生において大きな財産になると思っています。

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