キセノンガス麻酔の歴史はかなり古いのですが、キセノンガスそのものが高価であることや、手技の問題が多かったため、あまり臨床的な普及はありませんでした。
ここ、帝京大学市原病院麻酔科は、閉鎖循環式麻酔法という方法で、ほぼ日常的に臨床使用または研究に取り入れています。
このことは、世界的に見ても例がなく、森田茂穂教授の専門分野の一つである「地球環境とキセノン麻酔」、中田善規教授の「医療経済学」の理論に基づき、後藤隆久助教授を中心として、数多くのユニークな研究がなされています。その多くの論文は、世界的評価が高く将来的に有望視されており、2001年度には「国際医療ガス学会」が主催されます。
キセノンガス麻酔に興味をもたれた方は、研修医・ベテラン医師に限らずお問い合わせください。
「環境を汚染しない、体にも限りなく無害な麻酔ガス、空気中に自然で存在するキセノン」、是非、その効果をご自身で確かめてください!