全身症状の特徴
- 入院後一過性のST/Tの変化が見られる
- 重症感ない雷撃傷で3時間後に急速に肺水腫を起こした報告がある
肺水腫は可逆性(左心不全)で利尿剤で改善する
- 20,000以上の白血球増多見られる
- CPKは上昇しないこともある
- 9,000以上に上昇しミオグロビン尿の報告もある
- 受傷後早期の低K血症が遷延することがある
- 一過性低K血症によるT波平坦化を伴う報告がある
- 電撃傷麻痺(Keraunoparalysis)が起こることがある
- 受傷直後の下肢の麻痺と強い虚血
- 大部分は一過性
- 脊柱管を流れる雷電流により胸腰髄移行部 A.radiculomedularis anterior magna(Adamkiewicz)の虚血によると思われる
- 時に神経痛が遷延
< INDEX >
局所症状の特徴
- 電流斑、筋肉損傷、進行性壊死は稀で、熱傷も浅在性II度まで
連続電流稀でjoule熱による電流斑は稀
- 電紋はしばしば見られる
電紋は皮膚表面を流れる雷電流の放電火花による枝分かれ状、放射状のI度熱傷
- 聴覚障害
直撃主電流による鼓膜穿孔、爆風による鼓膜穿孔、耳鳴などがある
- 雷撃傷による白内障
助かった人の半数に起こると言われている(が、国内2例の報告のみ)
< INDEX >
< GO TOP >
|