【年齢と予後】 生命予後という点で、年齢は重要な因子である。一般に、10才未満の小児と60才以上の高齢者で死亡率は高いとされている。しかし、東京都救急熱傷治療システムの統計によれば死亡率は年齢とともに高くなる傾向にあり、10才未満では死亡率11%と低く、70才以上では死亡率は49%に達している。 従来より熱傷重症度の簡易法として「熱傷面積と年齢を加えた和が100以上だと生命予後不良」と言われているが、これは現在でも概略正しい。
![]() これは、年齢(Age:縦軸)と総熱傷面積(TBSA:横軸)をとったもので斜めの線は年齢+総熱傷面積が100となる線である。死亡例は、この線よりも右上に多いのが分る。更に、この線より左下にある死亡例では、添え字「I」の付いた気道熱傷の合併例が多く、気道熱傷の有無が生命予後に大きくかかわっているのが理解できるだろう。
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