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*. 自己評価テスト

【熱傷治療の腕試し 02】

 搬入時の血液ガス所見は、

  PaO2 168mmHg、PaCO2 35mmHg、pH 7.246、BE -5.3、CO-Hb 28%(気管内挿後、60% 酸素投与時)

 であった。意識は JCSでII-10 に改善していた。また、血液生化学検査の結果では、

 Hb 16.1g/dl、Ht 48%、WBC 12400/cmm、AST 65U、ALT 32U、LDH 452U、BUN 13mg/dl、CRE 0.7mg/dl、Na 148、K 4.0mEq/L

 であった。初尿は黄色透明であったが、搬入後1時間ほどすると、図のような赤褐色の尿となった。


 次の記載のうち、正しいのはどれか。

  1. 血液ガスではPaO2は十分に高いので、酸素濃度を30%に下げる

  2. pHが7.246でBEが-5.3とアシドーシスなので重炭酸ナトリウム液を投与する

  3. 白血球の増多が見られ感染が疑われるので抗生剤の投与を開始する

  4. 血尿が見られるので、膀胱内洗浄を行う

  5. 上記のどれも間違っている

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帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine
鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD
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