【熱傷治療の腕試し 03】
 
衣服を除去したところ図の様な熱傷部位であった。褐色がIII度熱傷、赤がII度熱傷の領域を示している。体重は70kgだという。輸液路として、右下腿及び右鎖骨下より輸液路が確保された。いよいよ初期輸液を開始しなければならない。
熱傷面積から考えて初期輸液の速度として正しいのはどれか。
- 総熱傷面積は約48%で、BIは約38であるから、Baxterの式より初期輸液量は13440mlなので、その半量を8時間で投与するとして約840ml/hrで投与を開始する
- 総熱傷面積は約29%で、BIは約22であるから、Baxterの式より初期輸液量は6160mlなので、はじめの6時間で投与するとして約1030ml/hrで投与を開始する
- 総熱傷面積は約56%で、BIは約44であるから、Baxterの式より初期輸液量は15680mlなので、半量を6時間で投与するとして約1300ml/hrで投与を開始する
- 総熱傷面積は約48%で、BIは約38であるから、Baxterの式より初期輸液量は13440mlなので、24時間で投与するとして約560ml/hrで投与を開始する
- 総熱傷面積は約56%で、BIは約44であるから、Baxterの式より初期輸液量は12320mlなので、24時間で投与するとして約510ml/hrで投与を開始する
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