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Great Wall of CHINA (万里の長城)

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万里の長城(1)
 月から見える地球の建造物は2つあるそうですが、万里の長城はその1つ.もう一つはオランダの運河だそうです.万里の長城は、渤海を望む「天下第一関」からシルクロード入口の嘉峪関までの約6000km.訪れた「八達嶺長城(はったつれいちょうじょう:パー ター リン チャン チョン)」は北京から北西に70kmの郊外、車で約1時間.最もポピュラーな観光スポット.
 万里の長城を案内してくれた現地随行員、「呉 波(U Po)」さんと共に.無論写真を撮ってくれたのは通りかかった中国の観光客.中国人にとっても万里の長城は最大の観光スポット.30℃を越す暑い中、人波の絶えることがない.万里の長城は、騎馬民族に侵入を防ぐために作られた防壁で秦の始皇帝の時代(BC200年代)に完成された. 万里の長城(2)
万里の長城(3)
 これも当然すれ違った中国人に撮ってもらった.片言の英語が通じたので助かった.今では国民服の着ている中国人はほとんどなく、日本の観光地を歩いているのと変わらず違和感は全くない.中国では上水設備が悪く、みんなペットボトルのミネラルウォーターを片手に歩いているのが印象的だ.
 長城は峰に沿って延々と続く.全長6000kmあるそうで、これが約10000里にあたる.かなり険しい嶺づたいに続いており、勾配はかなりきつい.長城に上がって右手が女坂で勾配が緩いそうだが、それでもキツイキツイ.石畳の急斜面は滑りやすく、石段も観光客が多いせいかかなりすり減っている. 万里の長城(4)
万里の長城(5)
 北京郊外で公開されている万里の長城は「八達嶺長城」と「慕田峪長城」の2箇所しかなく、この場所が最も有名.都に近い重要な要塞として明代に改修され最も立派な城壁が残っている.道々改修工事をしている城壁も多い.中国6000年の歴史を感じさせる.
 北京郊外で明王朝(Ming Dinasty)の皇帝(第3代永楽帝から)13代の墓がある.この「定陵」は第14代万暦帝の墓で、敷地は大きくはないが、何と地下28mに安置室があり、近年発掘されたそうで副葬品なども展示してある. 明の13陵(1)
明の13陵(2)
 16世紀で、日本で言えば戦国時代の墓であるが、副葬品の衣服は色鮮やかで全く痛んでいないのにびっくりさせられる.13陵のうち初代(第3代)永楽帝の墓(長陵)が最も大きく、後代の墓は前代よりも大きくしてはならない定めがあり、この定陵は敷地としては大きくない.
 北京協和医学院ナースステーションの写真.北京協医学院は戦前(1920代)にアメリカの出資で立てられた医科大学.これは一般外科病棟のナースステーション.看護婦さんもなかなか可愛い.ここの(Zhu-ming Jiang)教授は、Boston留学中に知り合い、Harvard Medical SchoolのDouglas W. Wilmore教授と外科と代謝栄養に関する研究を共同で行っている.自慢げに、病棟にある無菌輸液調剤室を見せてくれた. 中国の看護婦さん


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帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine

鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD

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