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中央実験動物施設の利用について

中央実験動物施設

中央実験動物施設は動物の飼養を目的とした施設です。動物実験の実施は各部署の実験室で行います。
飼育スペースが限られているため、系統維持のみを目的とした使用はできません。

初心者講習会(施設講習会)と教育訓練

帝京大学内で教育や研究目的で実験動物を取扱う者は、「初心者講習会」および「教育訓練」の受講義務があります。 (文部科学省・基本指針)(帝京大学動物実験規程)
当施設では、学内施設を初めて利用する動物実験実施者向けに「初心者講習会」を随時開催しています。
ご希望の方は施設へお問い合わせください。

すでに動物実験を学内で経験している方へは学長主催の「教育訓練」を「動物慰霊祭」と併せ、毎年11月に行っています。 開催日時等の詳細は大学事務部一斉メール、施設内掲示等でお知らせしております。
また、動物愛護管理法( 実験動物に関する情報 参照)改正後に 他大学および研究機関等で教育訓練を受講された方は受講証等の写し(要 公印)を施設へ提出し、ご相談ください。

学生の利用について

「学部生」が入室する際は、最新の教育訓練を受講している教職員が必ず引率していただき、
「大学院生」は事前に「板橋キャンパス中央実験動物施設利用申請書・誓約書(大学院生用)」を提出し、
大学へ登録した上で利用をお願いします。
以上の詳細については、施設へお問い合わせください。

動物実験開始までの申請の流れ

  • 各申請書作成申請書式 参照)
    ↓  遺伝子組換えヒトの倫理利益相反に該当する実験の場合は事前に各委員会にて承認を得ます。

  • 事前審査:動物実験に関する倫理委員会 事前審査委員会(担当窓口:中央実験動物施設)
  • 本審査:動物実験に関する倫理委員会(担当窓口:事務部総務課)
  • 承認:判定書の発行、承認番号の通知
  • 動物実験開始

帝京大学における規程・ガイドライン等

動物実験申請および施設利用の際は精読してください。

受益者負担金

施設を利用した際は動物種に応じた「受益者負担金」が発生します。
尚、受益者負担金は月単位で大学担当部署から引き落とされます。

注意事項 

当施設では、発癌物質・放射性物質を使用した動物実験、拡散防止レベルP3A以上の遺伝子組み換え実験、 BSL3以上の感染実験を行うことはできません。また、施設内で使用できる化学物質には制限があります。


動物実験に関する情報

動物実験に関連する法律・基準・指針・ガイドライン

麻酔薬

    麻酔薬の選択には下記についてご留意ください。
    2014年6月3日付、帝京大学板橋キャンパス中央実験動物施設運営委員会審議により 施設内における麻酔薬としての、ジエチルエーテルの使用を禁止と議決いたしました。 なお、2021年12月15日付で、「医薬品以外の薬剤を麻酔薬として使用することは禁止する」と議決いたしました。

    ケタミンは麻薬及び向精神薬取締法の対象薬です。研究用として使用する際は、「麻薬研究者免許」 が必要になります。施設内で使用する場合には免許の写しを提出してください

参考文献 他


遺伝子組換え実験

    当施設の遺伝子組換え動物の利用が予想を超え増加しております。既に専用飼育室の許容が不足しており、拡散防止レベルによっては野生種との混在飼育も余儀なくされています。 特に、繁殖を伴う実験を申請される際は事前に「繁殖計画書」を施設に提出して頂きます。 飼育許容を確保するために、実験開始時期、内容等の変更をお願いすることもありますのであらかじめご了承ください。

    組換え動物の飼育および管理については、カルタヘナ法を遵守し帝京大学遺伝子組換え生物実験安全管理規定、遺伝子組換え動物の管理マニュアルを精読してください。


    遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)
    帝京大学遺伝子組換え生物実験安全管理規定《2015年4月1日改定施行》
    遺伝子組換え動物の管理マニュアル(小型げっ歯類編) Ver.2 (閲覧学内のみ)

    当施設において飼育が認められている遺伝子組換え動物は「拡散防止レベルP2A」までです。 また、拡散防止レベルP2Aの動物飼育および実験は感染飼育室利用となります。
    利用にあたり、利用マニュアルの精読、オリエンテーションの受講および誓約書の提出が必要です。

    感染(拡散防止レベルP2A遺伝子組換え実験)飼育室 利用マニュアル (閲覧学内のみ)

遺伝子組換え実験の申請手順

    遺伝子組換え生物実験安全委員会(以下、組換え委員会)への申請
      書式は板橋キャンパス事務部総務課ホームページの 組換え委員会ページ (学内専用) よりダウンロードします。
      担当窓口:事務部総務課

    組換え委員会による審議と承認
      申請者に遺伝子組換え実験の承認番号と実験許可が通知されます。

    動物実験に関する倫理委員会(以下、倫理委員会) 事前審査委員会への申請
      申請書式一式および組換え委員会から通知された『承認のお知らせ』の写しを提出します。
      担当窓口:中央実験動物施設

       組換え委員会で承認された同一研究課題名で申請を行います。

    倫理委員会にて本審査
      担当窓口:事務部総務課

    倫理委員会による審議と承認
      申請者に判定書が発行され、承認番号(帝動倫○○-○○○)が通知されます。

    動物実験開始

動物・飼料・関係の企業

実験動物の注文:各企業の配送日

    年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休業については施設内掲示にてお知らせします。
    注文の変更があった場合は、必ず動物施設に連絡してください。
                                 
○印が配送日です。
企業名(ブリーダー)
三協ラボサービス(日本エスエルシー)    
オリエンタル酵母(ジャクソン・ラボラトリー・ジャパン)   
日本クレア    
動物繁殖研究所    
東京実験動物   

各社のホームページ


動物注文書提出期限について
    動物購入希望日の2週間前までに購入申込書を当施設までご提出ください。



科研費での実験動物購入の流れ

    注文書への記入
    ・『様式第4号:動物購入申込書兼注文書』の作成時、*科研費の利用『□有り』にチェックします。
    ・注文書の提出時、科研費の利用がある旨を施設職員にお伝えください。

    検収
    ・当該動物の搬入時、中央実験動物施設にて納品書に検収印を押印いたします。

    請求
    ・納入業者より、押印済み納品書が届きます。
    ・納品書のお届け方法、時期については各業者に直接お問い合わせください。

申請書式 (学外非公開)

  • 書式は板橋キャンパス学内LANよりダウンロードしてください。
  • 2022年11月より、様式第1.2.3.5号が新しくなりました。

書式一覧

 
様式名タイトル  見本 (記入例)
新規申請
 見本 (記入例)
継続申請
新・様式第1号 動物実験計画・申請書【哺乳類・鳥類・爬虫類】 近日公開
動物実験計画・申請書【両生類・魚類】 近日公開
新・様式第2号 当該動物実験等の倫理性に関する自己評価
新・様式第3号 動物実験・実習 報告書
様式第4号 動物購入申込書兼注文書
新・様式第5号 動物実験計画 変更申請書
- 学外施設からの動物搬入申請書 書式内に掲載
- 学外施設への動物搬出届け出書 書式内に掲載
- 動物搬出記録
- 動物離乳記録

1.新規申請:新規課題で動物実験・実習を行う場合

提出書式
  • (新・様式第1号)動物実験計画・申請書
    【哺乳類・鳥類・爬虫類】 記入例 【両生類・魚類】 記入例
  • (新・様式第2号)当該動物実験等の倫理性に関する自己評価 記入例
  • 遺伝子組換え実験を伴う場合:遺伝子組換え生物実験安全委員会『承認のお知らせ』の写し
留意点
  • 新規での申請期間は最長5年間です。
  • 参考文献や内容に関する資料を添付します(電子媒体での提出可)。
  • 遺伝子組換え実験に該当する場合は、事前に遺伝子組換え生物実験安全委員会の承認を得ます。
  • 事前審査は、各ファイルをメールに添付して中央実験動物施設 宛てに送付します(押印不要)。

2.継続申請:承認された実験期間を延長する場合

提出書式
  • (新・様式第3号)動物実験・実習 報告書 記入例
  • (新・様式第1号)動物実験計画・申請書  【哺乳類・鳥類・爬虫類】 【両生類・魚類】
  • (新・様式第2号)当該動物実験等の倫理性に関する自己評価 記入例
  • 遺伝子組換え実験を伴う場合:遺伝子組換え生物実験安全委員会『承認のお知らせ』の写し
留意点
  • 実験期間の延長は最長1年間です。
  • 継続申請は必ず 承認期間内 に行います。
  • 実施内容の変更や追加に関連する資料を添付します(電子媒体での提出可)。
  • 事前審査は、各ファイルをメールに添付して中央実験動物施設 宛てに送付します(押印不要)。

3.変更申請:承認された内容を変更する場合


@ 実験方法の変更、動物種および組換え種への変更、使用匹数の変更等の場合
提出書式
  • (新・様式第3号)動物実験・実習 報告書 記入例
  • (新・様式第1号)動物実験計画・申請書  【哺乳類・鳥類・爬虫類】 【両生類・魚類】
  • (新・様式第2号)当該動物実験等の倫理性に関する自己評価 記入例
  • 遺伝子組換え実験を伴う場合:遺伝子組換え生物実験安全委員会『承認のお知らせ』の写し

A 実験責任者および実験実施者の変更、使用系統等の軽微な変更の場合
提出書式
  • (新・様式第5号)動物実験計画 変更申請書 記入例
留意点
  • どちらの変更申請に該当するか不明な場合は、中央実験動物施設へお問い合わせください。
  • @の事前審査は、各ファイルをメールに添付して中央実験動物施設 宛てに送付します(押印不要)。
  • Aは印刷後、押印の上、中央実験動物施設に提出します。

4.終了または中止する場合

提出書式
  • (新・様式第3号)動物実験・実習 報告書 記入例
留意点
  • 報告書は機関の長である 学長宛て です。
  • 終了または中止する場合は該当する承認番号の動物がいないことを確認後、速やかに作成します。
  • 投稿論文がある場合は別刷一部を提出します。

5.実験動物を購入する場合

提出書式
  • (様式第4号)動物購入申込書兼注文書 記入例
留意点
  • 情報公開へ対応のため板橋キャンパスに搬入する動物の注文は全て 中央実験動物施設を介します。
  • 譲渡、購入を問わず各講座・研究室に直接納入する動物も対象になります。
  • 注文の開始は動物倫理委員会の承認後となります。
  • 各委員会で承認されていない動物(種・系統・匹数)は搬入ができません。
  • 動物倫理の観点から、搬入後馴化期間を1週間取ります。
  • 原則として納入希望日の2週間前までに押印の上、当施設へ提出します。(参照:各企業の配送日

6.学外施設から実験動物を搬入する場合

『学外施設』とは当施設と直接取引のないブリーダー・他大学動物施設・研究機関等のことです。
提出書式
  • 学外施設からの動物搬入申請書
  • 当該動物の最新の微生物モニタリング成績
  • 搬出元機関の各委員会の承認の写し
留意点
  • 搬入希望日の 1か月前まで に提出します。
  • 学外施設からの搬入は倫理委員会の承認が必要なため、実験申請の際『新・様式第1号:動物実験計画・申請書』へ詳細を記載します。

7.学外施設へ実験動物を搬出する場合

『学外施設』とは当施設と直接取引のないブリーダー・他大学動物施設・研究機関等のことです。
提出書式
  • 学外施設への動物搬出届け出書
  • 搬出先機関の各委員会の承認の写し
  • 遺伝子組換え動物の場合:遺伝子組換え生物実験安全委員会『承認のお知らせ』(様式D)の写し
留意点
  • 学外施設への搬出は倫理委員会の承認が必要なため、実験申請の際『新・様式第1号:動物実験計画・申請書』へ詳細を記載します。
  • 遺伝子組換え動物の場合は組換え安全委員会へ 様式D:遺伝子組換え生物搬出・譲渡の記録を提出し、 承認を受けた上で承認の写しを提出します。



お問い合わせ

    帝京大学板橋キャンパス 中央実験動物施設
    TEL : 03-3964-1211(内線42910) 03-3964-3198(直通)
    e-mail : dcm1@med.teikyo-u.ac.jp

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