MS-IN の設定方法

なおこの記事では Windows 版について解説します。 Macintosh 版との相違については確認をとっていません。

記事を読むための設定

前述の通り、ネットワーク(TCP/IP、ダイアルアップ、PPP など)の設定、 および MS-IN のインストールはすでにできているものとします。

MS-IN を起動するには、MS-IE(デスクトップで「インターネット」 というアイコンになっていることが多いです)のツールバーから 「移動 > ニュースを読む」を選びます。

記事を読むための設定は MS-IN のツールバーの「ニュース > オプション」 の中にあります。オプションのウィンドウが開いたら、「サーバー」タブを 選び、その中のニュースサーバーの「追加」を選びます。

すると新しく追加するニュースサーバーのプロパティメニューが開くので、 ひとつひとつ設定していきます。なおこれらの項目はあとから修正できます。 修正するためには、修正したいサーバーのところで「プロパティ」を 選びます。

ここまで設定したら「OK」を押します。するとニュースグループを購読するか どうか聞いてくるので、「はい」として、一覧から読みたいニュースグループ を選択します。この選択はあとでいくらでも変えることができるので、 とりあえず最初は "kenkon" で始まるニュースグループを全部選んでおいて 下さい。とくに "kenkon.announce" には研コン室からのお知らせが投稿され ますので、必ず選んでおいて、まめにチェックするようにして下さい。 また "kenkon.test" も選んでおきましょう。

前のウィンドウに戻ったら、個人情報の項目を埋めておきましょう。

以上で、記事を読むための最低限の設定を終了します。

記事を読んでみる

接続について

MS-IN はオフライン動作を意識した作りになっているため、サーバとの 「接続」という概念が前面に出ています。「接続」とは 状態を指します。ですから、上の二つはつながっている(ダイアルアップが つながっているので、電子メールや WWW が使える)が最後の通信が つながっていないために「接続していない」ことがありえます。

現在 MS-IN がサーバと接続しているかどうかは、上部のコマンドアイコンの 「切断」が明るくなっているかどうかでわかります。「切断」が明るくなって いるということは、切断できるということ、つまり 現在接続しているということです。あるいは、最下段のステータスバーの 左端に「接続済」または「未接続」と表示されます。

上部のアイコンを使えば「接続」や「切断」ができますが、ダイアルアップの 場合このとき自動的に電話をかけたり切ったりすることもできます。 これは「ニュース > オプション」以下で設定しますが、 ここでは省略します。

普通に記事を読む

では、普通に記事を読んでみましょう。MS-IN を起動したら(あるいは設定を 終了したら)、上部の「接続」アイコンをクリックして、サーバと接続します。 設定によっては起動時にすでに接続が済んでいるかもしれません。 ダイアルアップ接続で接続の方法に「手動」を選んだ方は、 あらかじめダイアルアップ接続をしておくことをお忘れなく。

注意: 複数のサーバを指定してある場合はもう少し複雑になりますが、 ここでは省略します。また、研コン以外のところへ LAN/ダイアルアップ接続 している場合にはサーバが接続を受け付けませんので、御了承下さい。

するとあらかじめ購読したいと選んであったニュースグループの記事の ヘッダ情報がパソコンにとりこまれ、上部のバーに表示されている ニュースグループの記事の一覧が中段に表示されていきます。

ここで一覧の記事のどれかをクリックすると、 下段に記事の最初の部分が表示されます。ダブルクリックすると、 別のウィンドウが現れて、その記事全体を読むことができます。 ニュースグループを変更するには、上部のニュースグループ名の バーの右側のボタンをクリックするか、「ニュース」アイコンを クリックして、メニューから選びます。

なお記事の前に '+'記号がついているのは、スレッドが折り畳まれている 印です。'+'をクリックすれば、スレッドが展開されます。 (用語解説「スレッド」)

記事を開く(ダブルクリック、メニューから選ぶ、など)と、 記事を読むウィンドウが別に表示されます。 ツールバー右端の上下矢印アイコンを使えば、元のウィンドウへ戻らずに 続けて他の記事を読むことができます。

オフラインで読む

モデムを利用してニュースを読む場合、電話回線をつないだままにしていると、 電話料金や通常の電話の利用に問題があるかと思います。そこで MS-IN では、 必要なときだけ接続する機能が用意されています。たとえば、 記事の一覧をサーバからダウンロードしたあといったん接続(電話)を切り、 一覧からどの記事を読むか選択してから再び接続して記事をダウンロードし、 また切断してゆっくりと記事を読むようなことができます。

基本的には前述の読み方と同様ですが、記事の一覧を受け取ったあとで 接続を切断します。すると一覧画面において ダウンロードしていない記事の内容が下段に表示されなくなります。

Subject を見て読みたいと判断した記事は、ダブルクリックするのではなく、 「ダウンロード用にマーキング」します。これは図のように「オフライン」 メニューから行ないます。同じことがコンテクストメニュー (記事を指して右クリック)でも可能です。 マークされた記事には頭に下向き矢印の印がつきます。


 ※この画面では差出人部分に故意にモザイクをかけてあります。

必要な記事をマーキングし終えたら、「オフライン > 投稿とダウンロード」 を実行すると、マークされた記事がダウンロードされます(接続はしっかり 切っておきましょう)。ゆっくり記事を読んで下さい。

なお記事ごとではなく、ニュースグループまるごとダウンロードすることも できます。このためには「オフライン > ニュースグループをマーク」を 選択して、別ウィンドウでニュースグループを選びます。

以上でニュースの読み方の説明を終わります。 MS-IN には他にもいろいろな機能があります。読むだけならば 設定不十分などの理由で他人に迷惑はかけることもありませんので、 ヘルプなどを参考に、いろいろと試してみてください。


記事を投稿する

MSIN の記事投稿機能はお粗末とすら言えるようなもので、 おかしな記事が投稿されて、様々なニュースグループで顰蹙を買っています。 ですから

できれば MSIN は記事を読むだけに使い、 MSIN による記事の投稿は避けて下さい。

どうしても投稿を試してみたいという方は充分に注意して設定を行ない、 ローカルグループ(kenkon.test)でテストをして、 正しい記事が投稿できているかどうか確認してからにしてください。

設定における注意点については、 あさださんのページがわかりやすくまとまっていると思います。 参考にしてみてください。
リンク自由とのことなので、勝手にハイパーリンクさせていただきましたが、 有用な情報を公開していただいている あさださんに感謝いたします。

記事をテストするときには以下の点に注意して下さい。

本文の日本語が正しく表示されているか
日本語コードは SJIS でなく、JIS コードが正しいです。

HTML文書になっていないか
WWWページのような見出し文字やリンクがあってはいけません。

ヘッダ中の差出人(From)がきちんと自分のものになっているか
正しいメールアドレスが含まれており、 できれば本名部分は日本語(全角文字)を使わないようにします。

ヘッダ中の Message-ID が正しいか
< a1bc2dx3yz@aida.med.teikyo-u.ac.jp&rt のような形式。
"@"の前("a1bc2dx3yz")はランダムな文字列です。
"@"の後は投稿したホストの名前が入ります。研コンの場合、 "aida"の部分以外は上記と同じでなければなりません。
ヘッダ情報はコンテクストメニューの「詳細」などから見ることができます。

なお記事を書くときの一般的な注意については別のところで説明します。 前に戻って読み進めて下さい。


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last modified: 04/07/97 ; 19:00:55 (JST)

MSIN の設定方法 / 研コン室 / 相談員 森川
< morikawa@med.teikyo-u.ac.jp >