GNUS は非常に洗練されているため、使い慣れると非常に便利ですし、 動作も安定していて、問題を起こすこともまずありません。 またパソコンなどを端末として使っているとき(電話回線に直接、あるいは telnet など)にも利用できます。
欠点は、やはり UNIX や Emacs について多少の知識が必要となるので、 とっつきにくいことでしょう。それも本当に大した量ではないのですが。
ただし、操作感がこなれていないというのが、私個人の感想です。 マウスによる GUI は慣れていないソフトを試行錯誤しながら 使うときには便利ですが、慣れてきて快適に使うにはやはり キーボードによるショートカットが必要かと思います。 MSIN は読んでいる記事のページめくりやダウンロードするメッセージの マーキングのような頻繁に使う操作に(短いキーストロークが) 割り当てられておらず、非常に不便に感じました (ただ、私が見つけていないだけかも知れませんが)。
またヘッダ関係の処理が甘く、Message-ID や日本語ヘッダがおかしくなる ことがあるため、おかしな記事が投稿される元凶としても有名です。 正しい設定と充分なテストを心がけてください。
また、ネットニュースとは直接は関係ありませんが、MSIEには セキュリティホールの問題も指摘されています。
見た目のインパクトは MS-IN などより劣るかもしれませんが、 古くから使い込まれているだけあって、操作性に優れています。
欠点として挙げられるのは、オフライン読みがそのままではできないため、 ダイアルアップでは辛いことでしょうか。 しかし他のソフトと一緒に使うことによって オフライン読みも可能になります (この場合、ややインストールや設定が複雑になります)。
雑誌の付録 CD などでも容易に入手できますが、
再配布が許可されていますので研コンにも置いておきます。
おそらく最新バージョンの 0.99.7j です。
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32 bit 版 /
16 bit 版 ---
上のリンクをたどるとおかしな文字がたくさん出てきてしまう場合、 WWWブラウザの lzhファイルに対する処理が誤っています。 設定を直すことでも解決できますが、端的にはリンクを右クリックし、 ディスクへの保存を選べばダウンロードできます。 ただし、一度おかしな文字でダウンロードして中断しているときには、 そのデータがキャッシュされていて、次にディスクへ保存しようとしても うまくいかない場合があるので、一度キャッシュをクリアする必要があります。
他の配布元としては ftp://ftp.aae.kagoshima-u.ac.jp/pub/WinVN/Japanese/ などがあります(もし上記のバージョンより新しいものができていましたら、 私のところまで知らせていただけると助かります)。
ニュースリーダの設定方法 / 研コン室 / 相談員 森川