学会長からのご挨拶

 このたび、第26回日本眼窩疾患シンポジウムを東京 秋葉原で開催させていただくことになりました。四半世紀の歴史を数え、発展してきましたシンポジウムの開催会長を拝命し、光栄に存じます。ご関係およびご支援いただいております皆様方には厚く御礼申し上げます。

 一般診療で、眼窩・眼瞼・涙道の疾患や眼部腫瘍疾患に遭遇することは決して稀ではありません。しかし、残念なことに、誰でも容易に診断・治療できるはずの疾患でさえ、放置されたり、専門家に紹介されたりしている例をよく経験します。この原因として、眼科関連の全国学会ではこの領域の発表の場が少なく、一般に認知されることが難しいことがあげられます。関心を持つ方を1人でも増やす、「裾野を広げる」こと、これが次の25年「―2nd Stage―」になすべきことだと考えます。

本会では、この理念のもと、専門家の方ばかりでなく、専門としない方、次世代を担う若い方にも広くご参加いただけるような企画を検討中です。交通至便、日々進化する若者の街 秋葉原は、本会には最適な場所だと自負しています。

ハロウィン一色の街。シアターの銀幕の前で皆様を心よりお待ち申し上げております。

平成23年2月吉日

 

日本眼窩疾患シンポジウム

第26回会長 根本裕次 

(帝京大学眼科学講座)