胆石症の典型的症状
胆石では,通常,多くの人達は右上腹部痛や心窩部痛がみられる.通常の腹痛というものから胆石発作ともいうような差し込み痛をみることもある.差し込み痛であるから,急激にお腹に差し込むような痛みで発症し,冷や汗をかくような痛みであるが,しばらくして痛みが消えるとすーっとなんともないようになる.時々,上腹部痛あるいは鈍痛がみられるというのもある.
胆石症で問題なのは,総胆管に結石が落下して,陥頓結石になった場合や,急性の炎症(胆嚢炎や胆管炎)を呈した場合である.
陥頓結石の症状
多くは,胆石発作痛を呈する.総胆管を閉鎖するので,黄疸や肝機能障害を示すことが多い(これを下水道の詰まりによる徴候とも呼んでいる).
また,急性膵炎を併発することもある.
感染を伴うことが多いので,発熱や白血球増加などがみられる.放置すると敗血症となる恐れがある.突然,急性閉塞性化膿性胆管炎になり,重篤化することがある.
(陥頓結石の胆管造影)
3D-CT |
PTCD語の胆管像 |
矢印が胆石の陥頓
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矢印が胆石の陥頓
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