• 急性閉塞性胆管炎


    胆石痛(右上腹部痛や心窩部痛、あるいは右背部痛など)に加え、悪寒戦慄、発熱などがある。黄疽を呈することが多い。なかには、急にショック症状や乏尿や腎障害、さらに意識障害を呈するものもある。
    直ちに、ショック対策とともに胆道のドレナージをはからないと死亡にいたる危険が高い。
    ドレナージの方法には,経皮的胆管ドレナージ(PTCD またはPTBDともいう)や内視鏡的経鼻的胆汁ドレナージ(ENBD)や内視鏡的乳頭切開術(EST)あるいは,開腹手術による胆道ドレナージがある.


  • 急性閉塞性胆管炎の造影(矢印が肝膿瘍像)
    胆道が閉塞して肝内胆管が拡張し,その胆管と肝臓内の無数の膿瘍と交通している像である PTCD後4日後の写真で,陥頓結石が明確となっているが,さらに、PTCDで胆管の拡張も取れ,ほとんどの肝膿瘍は消失している

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