帝京大学病院におけるクリティカルパスへの取り組み

19.チーム内のニーズの構造

 このようなやり取りの結果、以下のような問題が明らかになりました。チーム内でサービスで問題となっていたことの多くは、実は、時間・情報・意思統一の三種類の問題に分類することができました。つまり、指示や情報、伝票が時間どおりにタイミングよく伝達できているかどうか、必要な情報が正確にかつ読みやすく渡せているかどうか、そして治療や患者様への説明が職種間で意思統一された形で提供できているかどうか、これらの問題を解決するのが、クリティカルパス本来の目的なのです。

 


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