がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン 都市型がん医療連携を担う人材の実践的教育

センター概要

「すべては、患者さんのために」
-シミュレーション教育の充実をめざして-

医学医療の領域で従来の教育方略として講義が重要な部分を占めていました。しかしながら、新たな教育方略としてPBL(Problem based learning)などの学習者主体の学習方法が取り入られてきました。現在、シミュレーション教育は新たな教育方略として、現在多くの医療施設、大学、訓練機関などで開発、実施、研究されています。シミュレーション教育は能動的学習を可能にし、臨床現場に近いシミュレーション環境が学習意欲を刺激します。主体的な学習(試行錯誤)が学びにつながり、省察的実践、批評的思考をも学ぶことができます。

シミュレーション教育の本質は「経験」と「振り返り」です。シミュレーション教育は、Kolb により示された学習「学習とは経験の変換によって知識が形成される過程である」を有効に実現できる学習環境であり、シミュレーション - デブリーフィングという過程を経ることで,知識、技能、そして態度までを含めた能力を効率的に学習できます。現在、医学医療のみならず多くの部門で取り入れられています。

帝京大学シミュレーション教育センターは、高忠実度のシミュレーションと有効なデブリーフィング環境とを提供するだけではなく、シミュレーション教育そのものの開発、普及、研究を進めていきたいと考えます

私たちは学生教育、医療従事者教育を担う重要な責務を感じています。「すべては、患者さんのために」この目標を忘れずにシミュレーション教育の普及に尽力していきます。 (2016.3.1)

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