病院紹介
病院長挨拶
井上大輔  帝京大学ちば総合医療センターは昭和61年に「帝京大学医学部附属市原病院」として開院しました。現在475床の大学病院として「質の高い医療の実践を通して社会に貢献すること」を使命とし、高度な医療の実践・先端的な研究の遂行・教育の実践にたゆまぬ努力を続けています。
 開院当初より救急医療に力を入れ、平成5年救急基幹センター、平成8年災害拠点病院の指定を受けています。平成15年に日本医療機能評価機構から施設認定を受けております。また、平成16年にはヘリポートを開設し「千葉県ドクターヘリ事業」に参画しています。現在、ICU(集中治療室)、救命救急センターを有し、県内広域を対象に救命医療をおこなっております。平成18年には開院20周年を迎え、病院名を「帝京大学ちば総合医療センター」と改称しました。
 ちば総合医療センターには内科(循環器、消化器、内分泌代謝、腎臓、呼吸器、リウマチ)、脳神経内科、外科、産婦人科、小児科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、脳神経外科、メンタルヘルス科、放射線科、麻酔科、リハビリテ-ション科、心臓血管外科、形成外科、歯科口腔外科、救急科などの各診療科の他、内視鏡センター、外来点滴センターなどの外来部門があります。また、県内では最初に「地域連携パス」を導入するなど、地域医療の連携を強化しています。これらの医療の安全を確保するため、安全管理部門は、患者さんが安心して最良の医療が受けられる環境を作るよう努めております。
 教育面では、国の研究助成を多数請け、先端的な研究の遂行をおこなうとともに、専門領域における医学研究を含めた教育研修を実践しています。
 また、一般的な診療の範囲では診断や治療の困難な病気に対しても、医学会はもとより医療系全ての分野と情報・人材交流の豊富な「臨床大学病院」としての特色を活かし、各診療部門が連携して安全で質の高い診断と治療の提供を目指して参ります。そのために現在、センター内各部署、各職種を包括した診断と治療体制の整備を進めております。最新医療機器の導入や、電子カルテシステムの更新のみならず、現存する診断と治療をより安全で効果的なものにするための臨床研究も推進していきます。研究結果を近い将来社会に役立つものとなるように努力することが、慢性的な人材不足問題を抱える医療職を目指す若い人材を引き付け、育成することに繋がるものと確信しております。
 今後も、時代と皆様の声に耳を傾けながら、当センターのあるべき姿、果たすべき役割を検証し、医療と医学の発展に寄与する努力を続けていく所存です。どうか温かいご理解とご指導、そしてご支援をお願い申し上げます。

帝京大学ちば総合医療センター
病院長 井上 大輔

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