インターネットで何ができるの?今話題の「WWW(Home Page)」や「電子メール(e-mail)」、ファイルをダウンロードする「FTP」などが全世界レベルで利用できます. では、インターネットで一体どのような機能が利用でき、どのような点が役に立つのでしょうか.現在インターネットで利用できる機能には次のようなものがあります.
1) e-mail(電子メール)
郵便は紙に書いた印刷物を送るのに対し、電子メールは電子化されたあらゆる情報を送ることができます.通常は文字情報ですが、最近は画像や音響、更にはアプリケーションで作ったデーターやソフトウェアそのものも送ることができます.
2)WWW(World Wide Web)
インターネットの利用で最も話題となっている情報源はWWWでしょう.WWWはインターネットで公開されている情報のうちHTMLと言う書式で書かれた情報です.HTMLは基本的には文字のみで書かれた文書(TEXT)ですが、文字情報ばかりでなく画像や音響、更には動画などのマルチメディアな情報を提供することができます.
3)FTP(File Transmission Protocol) インターネットでは多くの情報がファイルとしても公開されています.こうしたファイルを転送(copy)するprotocol(手順)のことをFTPと言いますが、単にFTPを使ってファイルを転送するためのソフトウェアのことを指すこともあります.インターネット上の多くのサーバーは匿名の接続者に公開しているanonymous FTPと言うサービスを行っていて、種々のファイル(ソフトウェアや文書、画像など)を自由にdownloadすることができます.
4)newsgroup 文字情報が主体ですが、e-mailと違って不特定多数に内容を提示する掲示板の機能です.インターネットが本来大学や研究所を結ぶネットワークとして発展してきたため、参加者の中には各分野の専門家が多く、質問に対して的確な回答が得られたり極めて高度な討論がかわされています.しかし、最近では参加者の増加とともに、無意味な文章や互いの中傷などが多くなり時間の浪費におわってしまうことが少なくありません.このNewsgroupを見たり投稿する機能は最近のWWWブラウザにはほとんど備わっています.
5)telenet インターネット接続を使い、インターネット上の他のコンピューターの端末として機能させることのできるサービスです.当然接続するコンピューターを利用するには別途IDやPasswordが要求されます.この機能を使ってMedlineなどのデータベースを検索したりすることができます.
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鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD