インターネットとイントラネット

 「インターネット」が全世界不特定多数に情報を公開するのに対して、「イントラネット」はある一部のコンピューター同志が情報を共有するLANです.


LANとしてのインターネット

 インターネットと同じTCP/IPで接続されたLANのことを「イントラネット(Intranet)」と呼んでいます.施設内のLANをイントラネットで構築すればコンピューターの機種に関わらずネットワークを構築することができ、容易に外部のインターネットとも接続することもできるわけです.インターネットが広く世界中のネットワークに情報を公開しているのに対し、限られた範囲内だけでデータを共有しているのがイントラネットです.医療の分野では、外部に公開できない情報でありながら、同一施設内で働く医療従事者の間では共有すべき情報も多くあります.また、医療の現場で必要とされている情報は患者から得られる情報(モニターや検査データー)ばかりではありません.インターネットの技術を応用すれば、ベッドサイドにいながら、患者の情報も、蓄積された各施設内だけの医療情報も、インターネットの膨大な資源も利用できる統合されたシステムを作ることができます.こうしたシステムを目指し、著者らは現在Teikyo Patient Care Information Service System(TPCISS)の構築を設計中です.


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帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine

鈴木 宏昌 (dangan@ppp.bekkoame.or.jp)
Hiromasa Suzuki, MD


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