各委員会活動

学会誌委員会:2011.3.1 に本年度の第2回学会誌委員会が開催されました。詳細は学会の場などで小山委員長から報告があるはずですが、おおよその内容を公開いたします。
 1. 以前からお知らせしておりますが、紙は用いずonline journalとします。査読システムや公開の手段としてはuminやJ-STAGEなど公のシステムを活用することにより、なるべく安価にする方向で関係各所と話がすすめられています。
 2. 誌名は、日本ヘルニア学会誌(Journal of Japanese Hernia Society)とします。
 3. 内容は、原著、総説、症例報告、臨床経験、手技や材料の工夫など多岐なものとします。学会誌ですので査読は行いますが、なるべく広く多くが頭書の方針です。
 4. 投稿の受付は2011年8月を予定、初刊発刊は2012年1月を目標にしています。

ガイドライン委員会:2009年、欧州ヘルニア学会から鼠径ヘルニアガイドラインが発表されました。優れたガイドラインではありますが、術式などが我が国とは大きく異なり我が国での診療ガイドとしてそのまま用いるのは困難です。JHSガイドライン委員会では我が国の医療に即したガイドライン作成を目指して活動を開始いたしました。2010年4月、文献検索のためのワーキンググループが結成され、英文、和文文献の検索に入っています。和文の収集対象は医学中央雑誌WEB版で検索した限り1053件でした。2010年10月現在、クリニカルクエスチョンの作成作業が開始されています。(ガイドライン作成のページを御参照ください)

国際委員会:第8回の学術集会でのは小山会長をはじめとする先生方の尽力でAPHSとEHSの事務局長の先生が招聘されました。また、2011年のAPHSにもJHSから複数の先生方がinvited speakerに選出されました。今後もアジア太平洋ヘルニア学会(APHS)、米国ヘルニア学会(AHS)、欧州ヘルニア学会(EHS)との連携に向けて活動していきます。

保険診療委員会:ヘルニア手術技術料の改善などに向けて対外的に活動中です。なお、保険委員会からの報告によれば、「会員1000人以上の規模まで成長していないと学会としての意見は通りにい」ことが問題だそうです。現会員の先生方におかれましては、その点からも新会員の開拓をよろしくお願いいたします。