循環器班の紹介

特色

当グループでは、小児の循環器疾患の中でも、特に不整脈加療に重点を置いています。小児不整脈に対するカテーテル治療も施行しているのが最大の特徴です。例えば、内科的加療の奏功しない難治性の不整脈や先天性心疾患に合併した複雑な不整脈疾患の治療等も、積極的に施行しております。

一方、当院では小児胸部外科的手術（先天性心疾患の心臓手術など）は施行しておりませんが、内科的には、ほぼすべての心疾患（手術前後も含む）に対応しており、診断から内科的治療全般を施行しております。

勿論、心臓手術が必要な場合は、最適な医療機関と連携して加療を行うことが可能です。その場合でも、手術後は当院で継続的に術後の内科的加療を行っております。

対象疾患

• 小児の不整脈全般(カテーテル治療を含む)
  ・WPW症候群、上室性不整脈、心房細動、房室結節回帰性頻拍、心室頻拍、等々。
• 先天性心疾患
  ・心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、動脈管開存症、房室中隔欠損症、ファロー四徴症、両大血管右室起始症、大血管転位症、僧帽弁閉鎖不全、エプスタイン奇形、単心室症、総肺静脈還流異常症、部分肺静脈還流異常症、大動脈縮窄症、大動脈弓離断症　等々。
• 原発性および2次性肺高血圧症
• 心筋炎・心筋症
• 後天性心疾患
  ・川崎病性冠動脈瘤、その他

研究内容

• WPW症候群の予後評価方法について。
• 運動負荷心電図検査の有用性と問題点について。

スタッフ

萩原 教文	客員准教授
金子 正英	非常勤医師
浦田 晋	非常勤医師

専門外来

循環器外来

その他

地域医師会と先生方と連携し、毎年新学期に北区の学校心臓検診（1・２・３次検診とフォローアップ）を行っています。